山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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中学2年 夏季学校

山脇の学び

中学2年生は、7月23日(火)〜27日(土)にかけて、2泊3日の夏季学校を実施しました。長野県の白馬方面へ、学年全体が3班に分かれて向かいます。

1日目は青木湖で、サップかカヤックのどちらかを選択し、水上アクティビティを楽しみました。サップでは、なにも固定するものがない状態でパドルボードに乗ります。最初は苦戦していた生徒たちも、最後には立ち漕ぎや、ボードの上でジャンプができるほど上達しました。カヤックでは、全員で円形になるように集合し、その上を生徒の代表が歩くというアクティビティも行いました。

2日目は、八方尾根にてトレッキングを行いました。各クラス3班に分かれ、山岳ガイドさんのお話を聞きながら、高山植物の観察などを楽しみつつ山を登ります。雨で岩場が滑りやすくなっている中でも、声を掛け合いながら協力してトレッキングを行うことができました。夏季学校の行動目標の1つである「課題解決の実践の場としてフィールドワークを行う」を、達成できたのではないでしょうか。

2日目の夜は、レク係主催でレクリエーションを行ったり、熱気球に乗ったりしました。レクの1つである「借り人競歩」では、紙に書かれたお題に合った友達を探します。クラスの垣根を超えたレクリエーションで、班全体の仲がより深まりました。

3日目は、黒部ダムを訪れました。小説「高熱隧道」や「プロジェクトX」などで事前学習を重ねた生徒たちは、建設までの苦難の道のりや建設に尽力した人々に思いを馳せて、慰霊碑前で黙祷をしました。実際に黒部ダムを見学し、その雄大さに生徒たちは目を輝かせます。駅からダムまでを往復する電気バスに乗り、事前学習で何度も見たトンネルを実際に通過する際は、車内でも嬉しそうな声が上がっていました。

夏季学校の最中は思い通りにいかないこともありましたが、それを乗り越えながら、行動目標である「チャレンジ精神の養成」「課題解決能力」「協働力の養成」を一人一人が自分の中に落とし込む機会となった3日間でした。