山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

「志」の実現に向けて

卒業生メッセージ

MESSAGE FROM OUR GRADUATES

それぞれの社会で活躍し貢献する「志」を携え、未来を拓く

東京医科大学|医学部1年


「チャレンジできない自分」を否定せず、医師になるという目標に向かうことができました

幼いころから体が弱く、中高時代も学校を休みがちだったため、チャレンジする機会の多い山脇にいながら、ほとんど何も参加できませんでした。それでも自分を否定せず、前向きな気持ちでいられたのは、先生方のあたたかい支えがあったから。医師になれるか悩んだときも、「できるかどうかは自分が決めること。まずはやってみたら?」と背中を押してくださいました。また私と同じように、小さな挫折を抱えながらも一生懸命がんばっている友だちの存在も力になりました。大学では、山脇で培ったチャレンジ精神で、マルチタスクを身につけた医師をめざしながら、米国医師国家試験にも挑戦するつもりです。

(2023年度卒業)

立教大学|社会学部社会学科1年


山脇祭の物品販売企画に取り組んだことが転機となり、社会学の研究に進むことを決めました

自分にとって最も大きな転機となったのは、高1の山脇祭で物品販売企画の責任者を務めたこと。売り上げを寄付するにあたり、その対象に女性問題や貧困問題などに取り組む団体を選び、商品を買った人の投票で寄付先を決めるシステムを考えました。この経験が経済や経営、社会問題に興味を持つきっかけとなり、とくにCSV(企業と社会の共有価値の創造)がやりたいことにいちばん近いと感じて、社会学を学ぶことを決意。その後、日本地理学会高校生ポスターセッションに参加して地域コミュニティーを探究したことが大学進学につながりました。今後も山脇で培った挑戦する姿勢を大切に、研究を続けていきます。

(2023年度卒業)

東京外国語大学|国際日本学部1年


国際的な視点から日本文化を見直し、その魅力を世界に発信していきたいと思います

3歳から10歳まで中国でインターナショナルスクールに通い、英語入試で入学しました。中高6年間、英語の勉強に力を入れるとともに、さまざまな海外経験のある仲間と交流して、国際的な視点から日本文化を見直し、その魅力を世界に発信していきたいと思うようになりました。勉強面では友だちの刺激を受けて苦手科目にもしっかり取り組むようになり、塾に通うことなく、学校の授業だけで力を伸ばすことができました。なによりよかったのは、中1から「志」の教育が行われていて将来についてたくさん考える時間があったこと。一人ひとりの適性をきめ細やかに見てくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

(2023年度卒業)

明治大学|農学部農学科1年


科学研究チャレンジプログラムで取り組んだ研究が、 進む道を決めるきっかけになりました

科学研究チャレンジプログラムでマングローブに耐塩性があると知り、そこから興味を持って「稲の塩類吸収能力」をテーマに研究に取り組みました。実際に稲を育て、学校や東京農大の研究室で実験を重ねて、成果を発表するという一連のプロセスを経験し、研究者の基礎を固めることができたと感じています。なにより楽しかったのは、学会で大学の教授や大学院生と交流したこと。いつも新たな発見があり、刺激になりました。中高で好きな研究を続けられたのは、生徒のやりたいことを否定せず、背中を押してくれる山脇の環境があったから。大学では農学を全般的に学び、さらに研究を深めていきたいです。

(2023年度卒業)

麻布大学|獣医学部獣医学科4年


山脇でさまざまな経験を重ねたことで、獣医になるという夢への第一歩を踏み出せました

獣医をめざすことを決めたのは、中3夏休みの宿題で大学のオープンキャンパスに行ったのがきっかけです。獣医学部で牛の心拍を測る体験講座などに参加して、「やりたいことはこれだ」と実感。もともと生物に興味があり、山脇に入学したのも理系教育が充実していることに魅力を感じたからでした。小学生のころは人見知りでしたが、科学研究チャレンジプログラムで仲間とプラナリアを研究してその結果を発表したり、EI部に入って山脇祭でスピーチするなど、さまざまな経験を重ねてコミュニケーション力や人前で話す力を培うことができました。山脇にいたから、夢への第一歩を踏み出せたと思っています。

(2020年度卒業)

大手金融機関|上智大学外国語学部ポルトガル語科卒業


山脇で培った品格や純粋さを誇りに、 社会の第一線で活躍できる強くしなやかな女性でありたい

山脇時代、いちばんに思い出すのは、何気ない毎日の休み時間や部活動の帰り道、他愛のない話で大笑いした友人たちとの時間です。先生方には勉強だけでなく、生活態度についても指導いただき、当時は少し厳しい?とも思いましたが、社会人となった今、女性らしい品格や純粋さをほめていただくことが多く、山脇の卒業生であることを誇りに感じています。ソフトテニス部でキャプテンを務め、対人スキルやリーダーシップを培ったことも仕事に活きる力になりました。そしてなにより、一緒に成長した友人たちは今も支え合える大切な存在。これからも強くしなやかな女性として、社会で活躍し続けたいと思います。

(2013年度卒業)

早稲⽥⼤学|国際教養学部


語学はもちろん海洋⽣物や環境や経営など、やりたいことすべてに貪欲に挑戦したいと思います

英語⼊試で⼊学し、ネイティブの先⽣や帰国⽣の友達に刺激を受けて、「もっと英語で話せるようになりたい」という気持ちが強くなりました。それと同時に海洋⽣物や環境問題にも興味を持ち、最初は理系を選択したものの、留学との両⽴は難しいと考えて⽂系に転向。⽂系でありながら海洋や勉強に取り組み、合格を果たしましたが、コロナ禍で断念せざるを得なかった留学にどうしても⾏きたいと思い、早稲⽥を選びました。早稲⽥は理系分野や受験で興味を持った経営も学べるので、やりたいことすべてに貪欲に挑戦したいと思います。

(2022年度卒業・2023年4月インタビュー)

日本大学|生物資源科学部獣医学科


大学で動物の新たな治療法の開発に取り組み、
将来はみんなに信頼される獣医をめざします

中高時代、最も力を入れたのは研究活動です。科学研究チャレンジプログラムで「脊椎動物の体内で働く抗酸化酵素の反応速度と進化との関連性」をテーマに研究し、さまざまな動物の肝臓を使った実験に挑戦。「課題を見つけて実験に取り組み、考察して新たな課題を見つける」という周期が楽しくて、高3の夏まで研究活動を継続しました。発表したり研究者と話す機会もあり、臆せず人と話す力がついたと思います。日大を選んだのも、獣医学部のある大学の中で特に研究に力を入れているから。大学では動物の治療法の開発に取り組み、将来は信頼される獣医をめざします。

(2022年度卒業・2023年4月インタビュー)

東京外国語大学|国際日本学部国際日本学科


国際的な視点から日本を学び、日本と世界の架け橋になりたいと思います

消極的だった私が、一歩踏み出して挑戦できるようになったのは、高1で学級委員を引き受けたのがきっかけです。人前で自信を持って話せるようになり、高2ではソフトテニス部の部長も務めて、さらにリーダーシップを磨くことができました。国際日本学部に進むことを決めたのは、英語チャレンジプログラムでネイティブの先生と関わって国際系の言語文化に興味を持つとともに、東京都の「おもてなし親善大使活動」に参加して留学生と交流し、日本の魅力を再認識したから。大学では国際的な視点から日本を学び、将来は日本と世界の架け橋になりたいと思います。

(2022年度卒業・2023年4月インタビュー)

東京慈恵会医科大学|医学部医学科


山脇でさまざまなことに挑戦した経験が、医師という高い目標に向かう原動力になりました

高1のときに祖父を亡くし、「今度は私が誰かの大切な人を守りたい」と思い、医師をめざすことを決意。学校の紹介で国立研究開発法人によるグローバルサイエンスキャンパスに参加して、高1は農工大で自然科学全般を、高2は慶應義塾大で医療について学び、さらに思いが強くなりました。高い目標にも臆せず向かうことができたのは、学級委員を務めて行事の企画に取り組んだり、中3で英語チャレンジプログラムに参加するなど、山脇で視野を広げながらたくさんのことに挑戦した経験があったから。一人ひとりの志に合う指導をしてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

(2022年度卒業・2023年4月インタビュー)

国際線客室乗務員|慶應義塾大学文学部英米文学科卒業


おもてなしの心を大切に、日本のよさを世界に発信できる女性をめざします

中高時代という多感な時期を山脇で過ごし、いつでも親身になってくださる先生方や心のよりどころとなるような友人に出会って、自分のパーソナリティーを築くことができました。授業は興味深く、学びの姿勢が身につくとともに、礼法や華道・お琴など日本の伝統的な文化に触れる機会もあり、人間としての幅が広がりました。また、高1のオーストラリア研修で海外の人と話す楽しさを味わって、英語の勉強に力を入れるようになり、それが大学や現在の仕事にもつながっています。今後もおもてなしの心を大切に、日本のよさを世界に発信できる女性をめざして努力を重ねます。

(2015年度卒業・2023年4月インタビュー)

医師(外科専攻医)|東京女子医科大学医学部卒業


消化器外科の専門医になり、ロボット手術など先進の医療にも取り組むつもりです

山脇は自分の人格が形成された場所だと感じています。なにより大きかったのは仲間の存在。どんなときでも一致団結する雰囲気があり、6年間、本当に楽しく過ごしました。いちばん印象に残っているのは高3の体育祭です。受験生でありながら、クラス一丸となってさまざまな団体競技に熱く取り組み、その後の受験勉強もみんなと一緒だったからこそがんばれました。先生方が進路に向けて全力でサポートしてくれたのもありがたかったです。今は初期研修を終え、外科専攻医として勤めています。今後は消化器外科の専門医になり、ロボット手術など先進の医療にも取り組むつもりです。

(2013年度卒業・2023年4月インタビュー)