山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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2024年度 体育祭を行いました ~その2~

学園便り

体育祭の最後を飾るのは、高3による「ペルシャの市場にて~プロムナード~」です。
校庭と校舎から、中1から高2の在校生と高3のご家族の方々からの視線が注がれました。

観客も背筋が伸びるような静寂を経て、演技がはじまりました。

演技では、高3年全員の思いが込められた文字「紬(つむぎ)」と「ハートに富士の校章」を描きます。校章を描いている間に、高3の思いが読み上げられました。

校章を描く様子を短い動画でもご覧ください。
https://vimeo.com/1021469333/9d58728b32?share=copy

 

 令和6年10月12日。憧れ続けた「ペルシャの市場にて~プロムナード~」を踊り、最後の体育祭が終わりを迎えようとしています。日々の学園生活をともに過ごしてきた仲間達と、山脇学園の校章を作り上げることができたことを誇りに思います。

 期待と不安を胸に抱きながら入学した日から6年間、様々なことを経験し、心身ともに成長し、みんなで今ここに立っていることは当たり前ではないと感じました。私たちは中学1年の終わりころからコロナ禍での生活となり、それまであった学園生活が過ごせない辛さを経験しました。高3みんなで「ペルシャの市場にて~プロムナード~」という一つの作品を作り上げ、皆さんにみていただけることがどんなに貴重なことであるかを今、実感しています。

 どんなときもそばで応援してくれた家族、いつも私たちの背中を押してくれた先生方、学園生活の様々な場面を支えてくださっている職員の皆さん、今まで私たちの学園生活に活気を与えてくれた後輩たち。私たちを見守って下さった全ての方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

 私たちの描いた「紬(つむぎ)」という文字には仲間との日々や思いでをつむぎ、一人ひとりがこれからの人生でチャンスを自らの手で掴んでいけるようにという思いが込められています。
 来年の4月から、それぞれの志をめざして新しい道に進みます。山脇学園で育んだ思い出の日々を大切にして、これからの人生を切り開いていきたいと思います。

 この「ペルシャの市場にて~プロムナード~」は、50年以上大切に受け継がれ演じられてきました。

 昨年実施されたホームカミングデーでも、様々な年代の卒業生が一緒に踊る姿があり、このダンスがことばはなくとも世代をこえて山脇生を結びつける大事な役割を果たしているのだと改めて実感しました

今年もまた、伝統が紡がれた瞬間に立ち会うことができました。高3の皆さん、心あたたまる演技をありがとうございました。