高1学年HR『シゴトのチカラ in 山脇学園』
山脇の学び
3月15日(金)、高校1年生は学年ホームルームで『シゴトのチカラ in 山脇学園』を行いました。
本校では、中学入学時から、自己知・社会知・協働力ということを、総合学習の時間を通じて考え、自己の目標や進路決定につなげていくことを目標の一つにしています。
今回はその一環として、NPO法人じぶん未来クラブの皆様のご協力により、『シゴトのチカラ』というキャリア授業プログラムを実施しました。
一般企業に勤める社会人が研修の一環として、自分の仕事や、仕事上突き当たった壁をどのように乗り越えたのかなどを、いきいきと話してくださいました。今回は山脇学園での実施ということで、来校する社会人と大学生はすべて女性という特別プログラムとなりました。
この日のプレゼンテーションが行われるまでに、社会人たちは自分の仕事の合間をぬって、プレゼンテーションを作り、さらにナビゲーターを担う女子大学生に厳しい指摘を受けながら、何度もリハーサルを重ね、練り上げてきてくださっています。
どれも情熱のこもった、個性が発揮された素晴らしいプレゼンテーションでした。
以下に、生徒たちの感想を紹介します。
◎社会人の方の話を聞く前は、残業やリストラ、給料など会社の環境面やマイナスな面のイメージが強かった。しかし話を伺ってみて、人との繋がりや信頼関係など、人と人との関わりが意外にも密なことが分かった。またそれが、ストレスや困難をなくす上でとても重要になることが分かった。そして、会社というのは確かに、私たちが思うような責任や負担などの面が多くあった。しかしそれ以上に、人と人との繋がりが濃く、やりがいや達成感の方が大きいことが社会人の方の話から感じられた。
◎仕事は、やりがいのある楽しいことだということを気づかされました。何かのために働くことや、それを通して学ぶことが多く仕事って人生において必要なものなんだなと感じました。ただ働いているより、誰かのために、誰かを助けるために働くってとても素敵なことだと思いました。私は失敗をすることがずっと怖いと思っていました。でもみなさんは失敗をしたからこそ今があると言っていました。何度も何度も失敗して、失敗から学んでいくことが大事だと思いました。きっと完璧な人なんていないんだろうって思います。だからこそ、たくさんの経験を通して素敵な社会人になりたいって思いました。
◎自分はいつも安全な道しか通ってきてないなと思った。だから挫折した後の達成感も知らないし、とても面白くない人生だなと思いました。 もう少し素直でいるべきだし、冒険してみようと思いました。 そのためには普段の自分をより積極的な人物にしていかなければならないなと思いました。今日会った人を手本にしていきたいです。
◎自分は、何か問題が起きた時に自分のせいじゃない、責任がない、と現実と向き合うことをしなかった。誰かのせいにして、それだけで問題が解決したと思っていた。でもシゴトのチカラでは社会に出たらそれじゃ全く成長できなくて、周りに置いていかれ、自分にはシゴトを任せてもらえなくなる、ということを学んだ。今まで責任から逃れたくて、他人に厳しくて自分には甘かったけど、それでは信頼関係はできてこないので、まず自分に厳しくなることが必要だと気づいた。