高2(文系)九州修学旅行レポート②
学園便り
【3日目】
朝から太陽が顔を出し、天候も回復しました。平和公園・爆心地を見学し、長崎自主研修のスタートです。行動班ごとに計画を立案し、長崎市内の原爆史跡や博物館などをめぐって、学習してきました。
佐賀県の古湯温泉に移動し、夕食後はハタ作りの体験です。皆熱心に作業しています。それぞれの紋様の意味も説明してくださいました。珍しい紋様や縁起のいい意味が込められた紋様に当たった生徒からは、歓声があがっていました。
明日は、留学生との交流を通して平和についての考えを互いに討議し、「私たちが築く未来のアジアの平和」とは――各グループでプレゼンテーションを行います。
【4日目】
快晴の古湯温泉、朝日と風がさわやかです。今日は立命館アジア太平洋大学の留学生との交流、GVSプログラムを行いま した。初めは緊張していましたが、自己紹介やゲーム、留学生が出身国について紹介する「世界探検」で楽しみながら英語でコミュニケーションし、だんだんと 打ち解けてました。
本校のクラス代表、留学生のリーダーによる「私が考える平和・自分が貢献できること」のプレゼンテーションの様子です。
「私が考える平和」をテーマに、平和のイメージをイラストに描き、これを元に考えや意見を交換しました。

「私たちの世代が築く未来のアジアの平和」とは――同じ世代のリーダーたちとの関係を活かして何ができるか。皆熱心にプレゼンテーションの準備に励んでい ました。発表の仕方はグループにより様々。イラストを模造紙に描いたり、アクションを入れたり、歌を入れたり…相手に伝えるために工夫をこらしました。
グローバルタレントショー(国際文化祭)では、映像を使って剣道や華道などの日本文化を紹介したり、鶴の折り方を英語で説明しながら、留学生の皆さんにも 実際に折っていただいたりしました。そして、ソーラン節は大所帯で会場を盛り上げました!留学生からはダンスパフォーマンス。こちらも大変盛り上がりまし た。
夕食後は、ワークシートを使ってGVSプログラムの自己評価をし、それをもとにグループ内で互いに意見を交わして今回のプログラムを振り返りました。英語 でどうやって伝えるか、どうしたら理解してもらえるか、様々な困難を乗り越え、どのグループも素晴らしいプレゼンテーションでした。また、留学生とアジア の平和について討論したことで、様々な考えや価値観を知ることができたと思います。生徒たちの表情も達成感に満ちていました。
【5日目】
最終日は、九州国立博物館と太宰府天満宮を訪れました。本殿へ向かう途中、心字池にかかる太鼓橋を渡ります。3つの橋は「過去・現在・未来」を表し、「過去は振り返らない、現在は立ち止まらない、未来は転ばない」――ガイドさんのお話を心に留めて、橋を渡りました。昼食は合格弁当。名物・梅ヶ枝餅もいただきました。
御本殿では、昇殿参拝をして学力向上や志望校合格を祈願しました。
伝統文化・歴史を学び、そして平和を考える…たくさんの学びとたくさんの出会いが詰まった、充実した5日間になりました。