山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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高2(理系)長崎&沖縄修学旅行レポート②

学園便り

️<3日目>
福岡空港から一路沖縄へ向かいました。
この日は、沖縄の自然に触れ、環境問題を解決するための人間と自然の共存について考察を深めていきます。

ゴーヤチャンプルーやソーキそばなどに、沖縄を実感。

バスガイドさんにカチャーシーを習いました。

大渡海岸に到着 イノー観察の始まりです。

グループごとにエコツーリズム研究所の方々より説明を受けました。

「イノーとは沖縄の言葉で、サンゴ礁に囲まれた浅い穏やかな海=礁池のことです。」

「ヒシは干潮になると干上がる部分で、沢山の生き物が取り残され観察できます。」

エコツーリズム研究所の方々のお話は、様々な生き物の生態とともに、沖縄の自然を守ることへの強い想いが伝わってくるものでした。沢山の生き物を間近に見ながら、楽しく、多くのことを学ぶことができた時間でした。

夜はエイサーの鑑賞をしました。エイサーは、沖縄全域で踊られる伝統芸能です。

太鼓で繰り出される迫力のリズムと、激しく表情豊かな踊りに、みんな引き込まれました。

みんなから指名を受けた生徒たちも教わって一緒に踊りました。

最後は全員参加で大盛り上がり。

沖縄の方々の温かさに触れた一日となりました。

<4日目>
今日は沖縄での様々なフィールドワークを行いながら、これまでの平和学習の集大成として、私たちが未来へ何を貢献できるかを考える一日です。

糸満市平和祈念公園にて

戦争の犠牲になった多くの方々に想いを寄せ、祈りを捧げます。

平和祈念資料館では、それぞれが無言で沖縄戦と向き合っていました。

ひめゆり祈念資料館で黙祷を捧げ、犠牲になられた女学生へ心を重ねました。

午後からは、基地フィールドワークです。嘉数高台公園で、案内くださる沖縄の大学生と会い、見学スタート!

嘉数山公園から普天間基地を一望。ちょうどその時、米軍飛行機が降りたち、恐怖を直に感じました。

米軍ヘリの墜落問題の展示室。沖縄国際大学にて。

普天間米軍基地のある場所をフェンス越しに眺めました。民家の建ち並ぶ街中の鉄条網の前で、住民の方のお話を伺いました。「皆さんがここで実際に見て感じたことを、本土に帰っても考えてください」

公民館にて、宜野湾市役所の基地政策部まち未来係の方より、普天間基地跡地の未来構想についてお話を伺いました。

夜は「がちゆん」プログラムを実施しました。
「がちゆん」とは「がち(本気で)、ゆん(話す)」こと。基地フィールドワークで感じたことや見聞きしたことを、沖縄の大学生の方々と考え、話し合うプログラムです。

グループごとに論点の整理を行います。

複雑に絡み合う問題の根本にはなにがあり、当事者とは誰なのかを考えます。

どの問題が最も優先順位が高いのか、何故そう思うのかを発表します。 みんなの考えはそれぞれに違い、どの言い分も説得力があります。

全員が自分の意見を口々に発表し、会場は熱気に包まれました。

最後はグループを越えて、話しあった内容を分かち合いました。

たくさんの場所を巡り、多くの方々と出逢い、その中で一人ひとりが感じ、考え、共有し合った一日となりました。

 

️<5日目>
修学旅行最終日。沖縄とも今日でお別れです。

首里城を見学しました。

琉球王国の歴史を肌で感じます。

この旅で友との思い出がたくさんできました。

私たちの旅を快適に、安全に支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

お別れはどのクラスも「ユイマール」を歌いました。
今回の出逢いと繋がり(ユイ)をいつまでも忘れないように… 「またヤータイ!」