YGEPを実施しました!
山脇の学び

8月の5日間、アメリカの名門女子大スミスカレッジとウェルズリーカレッジより10名の女子大生を本校に招いて、YGEP(ヤマワキ・ガールズ・エンカレッジ・プログラム)を実施しました。
アメリカの女子学生のリーダーとともに、ケーススタディやディスカッションを行い、英語をツールとしたコミュニケーション力を磨き、自分の未来を考え、国際社会での女性の活躍を考えるこのプログラムに、中3から高2までの37名の生徒が参加しました。
最初の2日間ほどは、多くの生徒がall Englishの環境に慣れるのに精いっぱい。全身耳になったのではと思われるほど、周りの人の意見・発表やグループリーダーの女子大生の英語に集中していました。
グループワークでは常に意見を求められる中で、自分の意見を表現することを学んでいきました。
3日目から、とにかく情報や想いを伝えることが大切なのだと実感した生徒たちは、次第に積極的にコミュニケーションを取ることができるようになり、声も大きくなっていき、笑顔も増えていきました。
4日目以降は、自分自身を掘り下げ、周りの意見に耳を傾けながら、さらに考えを深めることに少しずつ意識の比重が置かれ始めました。そして、ケーススタディを通して、女性の生き方や女性が働くとはどういうことかを考えを、グループメンバーの意見を聞き、それが楽しいと感じることができるようになっていきました。
<YGEPプログラムの内容>
1日目 |
構成されるグループごとに、自己紹介や自分自身の3 accomplishmentsを発表。 |
2日目 |
・”can do” people |
3日目 |
・自分に興味のある職業ごとに分かれ、グループワーク |
4日目 |
・社会貢献について、自分の興味のある分野に分かれてグループワーク→発表 |
5日目 |
・昨日までに学んだことで興味のあること・心に残ったこと毎にグループワーク |
<生徒の感想>
〇初日はとても緊張して、答えるだけで精一杯でした。ところが2日目、3日目と過ぎるごとに口が開くようになり、伝えたいという気持ちが強くなってきました。ある留学生の方が「私はあなたたちに英語を教えたいわけではない。あなたの意見が聞きたいの。」と言いました。その言葉で、目が覚めたような気がしました。最終日、YGEPをいつまでも続けたいと感じました。今回、私はたくさん刺激を受けました。自分の意見以外にもこんなにもたくさんの意見があることを知りました。(中3)
〇最初は緊張と不安のうえに、自分が考えていることをうまく英語で表現することができず、プレッシャーとの戦いでした。でも時間が経つにつれて、英語で話すことに抵抗がなくなりました。また間違うことは悪いことではなく話すことが大切だと分かり、途中からは楽しいと感じられるようになりました。後半は質問する回数も増えました。私はスピーチが苦手でしたが、プレゼンテーションを行ったことによって恥ずかしさがなくなり、ジェスチャーもつけることができました。失敗を恐れずに自分の意見を伝えることの大切さが分かりました。(中3)
〇非常に充実した日々でした。自分でも徐々に自信をつけていることがよく分かりました。留学生の方々とも会話を楽しめたことは、英語の力に関しても自信になりました。興味のある「法学」について、留学生の方と様々なことを深く話せました。その職業に必要なことを英語で学べました。コミュニケーションをしながら楽しく学べた点が、とても重要なポイントだったと思います。(高1)
〇初日は話についていくことに精一杯でした。しかし何度も大学生の方から「間違った答えはない、貴女の考えた答えも正しい答の一つなのよ。だから恐れることはないわ」と何度も言われ、「わからないことがあればどんどん質問して」という言葉で、わからないことについても積極的にたずねるようになりました。これを繰り返すうち、英語の力の向上はもとより、英語でプレゼンテーションする対する不安もなくなり、より前向きな物事の考え方ができるようになりました。(高1)
〇5日間の最終プレゼンテーションで、「自分に自信がついた」「自分の意見を持てるようになった」「自分の将来が見えるようになった」ことを感じました。様々なプログラムのおかげで、自分は今たくさんのスキルを持っているし、これからもそれを手に入れることができるのだと気づきました。英語が上手に話せなくても、自分の努力で変わると、身にしみて感じました。この先困難なことがあってもYGEPで得た自分のスキルを信じて立ち向かい、夢に向かって進んでいきます。(高2)
〇きちんと伝わったのがわかると嬉しく思い、伝えられなかったときは次こそ伝えられるようになろうとも思いました。留学生の皆さんは私よりもはるかに物事を深く考えていて、私は社会に対して、あるいは自分や周りのこと、将来のことについて、無関心であったと思いました。自分の思いを伝えなくては何も始まらないし、黙るよりも意見を言うべきだということも学びました。自分に自信を持って将来や進路を考えることにもつなげていきたいと思いました。(高2)