中3 英語チャレンジクラスの一週間②
グローバル
<5月12日(火)カナダ大使館訪問>
台風接近中ということで少々風の強い日でしたが、雨に降られることもなく、カナダ大使館に行ってきました。学校から歩いて5分ほどで行くことができました。普段なかなか入ることが出来ない大使館で異国体験をすることができたと思います。
受付をすませた後、地下2階にあるオスカー・ピーターソンシアターにて広報の方にカナダについて、お話をしていただきました。世界一面積が広い国はロシアですが、カナダはそれに次ぐ面積を持つ国です。面積で言えば、日本の27倍の広さになります。しかし、人口は日本の約4分の1です。あまりに広い国なので国単位で物事をまとめるのは難しく13の州ごとに色々なきまりがあるとの説明でした。カナダは自然豊かで、民族、宗教、文化の多様性に対して非常に寛容性があり、かつ、安全、清潔で、とても暮らしやすい素晴らしい国だということでした。お話のあと、E・H・ノーマン図書館でカナダに関する書物に触れていた生徒が口々にぜひカナダに行ってみたい、と言っていたのが印象的でした。
次に高円宮記念ギャラリーを見学しました。ここでは、写真家ユーサフ・カーシュのポートレート写真の展覧会が開催されていました。イギリスのウィンストン・チャーチル首相の写真やモハメドアリなどのオリジナルプリントに生徒たちはみな目を凝らしていました。
今回のカナダ大使館見学を通して、生徒たちがカナダをはじめとする世界の国々に関心を抱き、世界に目を向け、将来積極的に世界と関わっていこうとする意欲を持ってくれることを願います。
<5月14日(木曜日)アイルランド大使館訪問>
本日は台風一過ということもあり、気温がぐんぐんあがり、真夏日になりました。生徒58名は本日も一人も欠席者もありませんでした。全員でまず半蔵門駅に集合して、その後、徒歩でアイルランド大使館に向かいました。
こちらはアイルランドの国花、シャムロックです。
クローバーに似た三つ葉の植物です。
大使館では、まずアイルランド商務庁の比留間玲子さんからお話をしていただきました。欧米の歌が好きでそこから英語の勉強を意欲的に取り組んだとのこと。高校で1年のアメリカ留学の経験をし、アメリカの大学への進学、外資系企業への就職、そしてアイルランド商務庁への転職というご自分のキャリアについて生徒に語ってくれました。生徒にとっても、これからどうやって人生を切り拓いていくか考えるよいきっかけになったことと思います。
その後、アイルランド大使館の広報官よりアイルランドの歴史、文化、文学などの紹介をしていただきました。アイルランドの音楽を聞いたり、多くの写真や映像も見せていただきました。日本を海外に紹介した人物として有名なラフカディオ・ハーン(小泉八雲)はアイルランド生まれだそうです。また、アイルランドには「レプラコーン(妖精)に注意」 (Leprechaun crossing) の道路標識があるそうです。レプラコーンという妖精は金の入った壺を持ち、一瞬でも目をそらすとすぐに悪戯を仕掛け、笑いながら姿を消すといわれています。妖精はアイルランド先住民の伝説とアイルランドの豊かな自然が生んだ賜物です。
エリオット・ミルトン2等書記官にもお話をいただき、最後に一緒に写真を撮らせていただきました。3月17日のセント・パトリックスデイはアイルランドにキリスト教を伝えた聖人を称える日で、アイルランド人にとって特別な日だそうですが、実は日本でも毎年、表参道でイベントが行われているそうです。アイルランドのシンボルカラーの緑を着てぜひ参加してみてください、とお誘いをいただきました。
アイルランド大使館のウェブサイトに本日のことが掲載されましたのでご紹介いたします。”Lovely to meet the students of Yamawaki School at the Embassy today hope some of you will visit Ireland some day too!”
アイルランドはとてもホスピタリティーあふれる国だと感じました。これを機にアイルランドについて興味をもってもらえたらと思います。