山脇学園SSH事業 「総合知 授業」(花王株式会社)
サイエンス(SSH)
11月16日(土)に「総合知の授業」が花王株式会社 研究開発部門 研究戦略・企画部 小島晴予主任研究員をお呼びして開催されました。「総合知の授業」は山脇学園SSH事業が目指す、女性研究者の育成拠点の形成のために大学や研究所、企業の女性研究者の方をお招きして行っています。研究者の方が現在行っている研究や活動とともに、どのようなキャリアを経て研究の道に進まれたかをお話ししていただきます。
まず最初にこのような言葉をいただきました。
It is better to act and regret than not to act and regret.
(行動せずに後悔するより、行動して後悔するほうが賢明である)
行動して失敗したときは何が失敗の原因であったか分析することができるけれども、行動せずに失敗したときはなぜ行動しなかったかを嘆くことしかできない。まずチャレンジしてみよう!
また自分自身の体験をもとに、異なる意見にも耳を傾ける客観的で多面的な見方や、研究がうまくいかなかったときでも、「失敗」と考えず「学びになった」とポジティブに考えることができる「折れない心」を身に着けてほしいとお話しされました。
苦労した研究が実って商品になり店頭に並んでいるのを見た時や、お客さんがその商品を買っていただいたのを見るとき、世の中の役に立っているという喜びとともに研究者としてのやりがいを感じられるそうです。
企業で働いておられる研究者の方のお話を聴くことはあまりないため、生徒にとっても将来の自分の職業をイメージできる授業はとても興味深いものになりました。