山脇学園SSH事業 第5回両生類サミット
サイエンス(SSH)
11月4日(月・祝)に第5回両生類サミットが山脇学園を中心にオンラインで開催されました。SSH校が主催する「集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究交流会」から独立して、コロナ禍の2020年に、ZOOMを利用した高校生の科学研究を通した交流会として誕生しました。
本校が今年度SSHに指定されたのをきっかけに、主催して運営することになりました。
今回は、山形県、宮城県、栃木県、岐阜県、三重県、兵庫県から7件の生徒発表と研究者の方の(アメリカからも)3つの講演を盛り込んだ内容になりました。
発表① 岐阜県立大垣北高等学校(岐阜県)
・「岐阜のオオサンショウウオを守る!~国産個体の生息地を交雑オオサンショウウオから取り戻すために~」
・「故郷『岐阜』のまほろばサンショウウオはどこからやってきたのか?」
発表② 滝川学園滝川中学校(兵庫県)
・「アカハライモリの生態調査~幼体期の飼育法から生態保護と医療研究への貢献を探る~」
発表③仙台城南高等学校(宮城県)
・「トウホクサンショウウオの変態の条件を探る」
発表④米沢興譲館高等学校(山形県)
・「山形県置賜地域におけるセンザンサンショウウオ(Hynobius senzanensis)とバンエツサンショウウオ(Hynobius unanngso)のmtDNA塩基配列解析及び生息域調査」
発表⑤栃木県立佐野高等学校(栃木県)
・「トウキョウサンショウウオ幼生の共食いと頭でっかち型について」
発表⑥津田学園中学校・高等学校(三重県)
・「流水産卵性ナガレヒキガエル幼生の分布様式に及ぼす河川流の影響」
講義①ゲディスバーグ大学 ライアン・カーネイ准教授
・「Convergent evolution of lung loss between North America and Asian salamanders」
講義②カルフォルニア工科大学 HFSP長期フェロー 鈴木美有紀博士
・「器官再生における神経堤細胞の寄与の解明」
講義③ 広島大学両棲類研究センター 林 利憲教授
・「イモリの体型変化から、哺乳類との比較研究を考える」
本校の生徒は主催校として司会進行役を務めました。また、他校の生徒さんや研究者の方とも時間を十分にとって質疑応答ができ、参加された皆さんにとっても貴重な体験になりました。