中学1年・2年 海外大学進学の生徒による講演会を実施しました
山脇の学び
今年度卒業の高校3年生の中から、コロンビア大学に進学することとなった生徒がいました。本校では進路が大学進学という生徒が多いですが、日本国内だけでなく世界に目を向けてほしいという思いを込めて、講演をお願いし、3月8日(水)に、中学1年生、2年生合同で講演会を実施しました。
海外大学進学に至るまでの道のりや、普段の勉強方法、今の中学1、2年生に伝えたいことなどをお話しいただきました。卒業まで塾に通うことはせず、山脇学園に6年間通い続け、疑問に思うことなどを教員に相談しながら、日々の授業を大切にしていたということでした。積極的に行動し、周囲への感謝を忘れずに丁寧に努力を重ね、自身の志の1歩を歩む姿に生徒、教員共々感銘を受けました。第1部が講演会で、第2部は生徒からの質問を募集し、質問をもとに対談する形式で行いました。数多くの質問が集まり、刺激的で心が揺さぶられる時間となりました。卒業後のご活躍も祈っております。
中学生にとって大学受験の話はまだ早いのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この時期だからこそ様々な可能性を選択肢に入れながら自身の「志」を実現してほしいと願います。
以下、生徒の感想です。
◯わたしも今、海外の大学に進みたいなとなんとなくですが思っていて、でも全く今何をすれば良いのかがわかりませんでした。また、英語ができるようになれば海外の大学に進めると思っていました。しかし今回の講演を聞いて、英語が話せるようになった上で、英語で何ができるのかという自分の強さを持っていないと通用しないということがわかりました。だから英語の勉強だけでなく、他の科目の勉強も大切なんだということがわかりました。また、英語を話せるようになるまでのこともなんとなくですが、つかむことができました。勇気を出してイングリッシュアイランドの先生方に話しかけにいったり、今できることを少しずつ積み重ねたりして、自分の強さを見つけられるようにしていきたいなと思いました。
◯今回の講演で、自分の人生は自分で変えることができる、ということに気付かされました。私は今まで周りの人が興味を持っていないことにはあまり手をつけられないことが多く、今思い返してみると、集団という中でしか行動できない性格でした。けれど最近、自分の将来のことについて考えるようになり、そんな時に今回の講演を聴きました。そして今、何でもやっていい、この言葉が私の中でとても残っています。この講演で自分の人生について考え方が変わり、本当に良かったです。
◯今までなんとなく学校に行ってなんとなく授業を受けて良い点を取らないと怒られるからという理由でテスト勉強をしていました。しかし、この講演を聞いて、得意科目、苦手科目関係なしに熱心に授業を聞いていたという話や自分からやりたいことを見つけて実践していたという話が印象に残りました。なんとなく物事を行うのではなく自分は何をしたいのか、そのためにはどんなことができるかを考えていきたいと思いました。
◯今回、講演会を聞いては自ら率先して行動する力が必要で求められていることだと思いました。講演の中で海外大学の工学部で学ぶために高校生から知識や経験を身につけるため、自ら東京大学の教授にメールをしてアポを取り、研究をしていたことを知り本当におどろきました。そこで気づいたことは今まではこれをしたいならこれをすればいいよと言ってくれる人、環境が大人になるにつれて少なくなっていくということです。そのため早い段階から他人に頼りっぱなしになるのではなく、自ら道を切り開いていって突き進むことが大事だなと思いました。