高校1年 スタンダードクラス 夏季学校を実施しました Vol.2
学園便り
高校1年生スタンダードクラスは、7月25日(火)~29日(土)にかけて、3班にわかれて2泊3日の夏季学校を実施しました。1日目と3日目の出来事は以前にお伝えしましたが、今回は2日目のクラス企画についてご報告いたします。以下の文章は、各クラスの情報委員が執筆しました。
【A組】
私たちのクラスは四つの場所を訪れました。
初めに訪れたのは「伊豆テディベアミュージアム」です。電車に乗っているものや手紙を書いているものなどたくさんの種類のテディベアが展示されていて、中でもお店の前に立っていた大きなテディベアが印象に残りました。

次に訪れたのは「蕎麦処 多賀」です。うどんとみかんジュース、そばアイスを食べお腹が満たされました。
三番目に訪れたのは「伊豆マリンタウン」という道の駅です。「伊豆マリンタウン」はお土産だけでなく、モンブランやプリン、ソフトクリームといったスイーツも売っていて楽しむことができました。
最後に訪れたのはハーバリウム体験ができる「さくら坂」という施設です。花を上手く入れるのに苦戦しましたがみんな綺麗な作品を作ることができました。


夏季学校2日目は、クラスごとに1から企画を考えるという今までにやったことのないような経験でした。クラスで意見がなかなか合わないこともありましたが、学級委員・夏季学校実行委員の人たちが中心となりクラスで意見を一致させて無事にみんなが楽しめるような企画になったと思います。当日は全員が臨機応変に対応し、クラスの絆がより深まったと実感できる1日でした。?
【B組】
クラス別行動の初めに「三保の松原」に向かいました。3代目羽衣の松や、資料館の「みほしるべ」など富士山に関する様々なものを見て周りました。富士山は見えませんでしたが、松や海がとてもきれいでした。


「神の道」を通って、御穂神社を参拝しました。

その後、「明治なるほどファクトリー」へ向かい、材料のこだわりやお菓子が作られる過程を見させていただきました。明治の企業努力を教わり、普段食べているお菓子の裏側を見ることができてとても貴重な経験でした。

2日目は行動班で行動することが他の日と比べて多く、協力して物事を進める場面が沢山あった為、班員で協力し支え合いクラス全体や周囲の方たちに迷惑をかけないよう責任を持って行動することができました。
【C組】
2日目のクラス企画、午前中は富士サファリパークに行きました。ここでは、アカカンガルーや
マーラ、カピバラ、レッサーパンダ、ポニーなどを身近に見ることができました。時間の関係で今回は体験できませんでしたが、実際に動物と触れ合うことも可能です。

そして、サファリゾーンを50分ほどかけて1周する金網張りのジャングルバスに乗り、クマやライオン、草食動物にエサをあげました。 エサを食べる音も聞こえるほど距離が近く、ここでしか体験できないことだと感じました。


バスの走行中はガイドの方がそれぞれの動物について詳しく説明してくださいました。


午後は堂ヶ島マリンに行きました。当初の予定では遊覧船で洞くつめぐりをする予定でしたが、船が欠航になってしまったため、上から海を眺めたり、お土産を購入したりしました。遊覧船に乗ると、世界遺産である富士山や天然記念物である天窓洞「青の洞くつ」を見ることができます。また、夕方になると幻想的なサンセットを実際に見ることができます。

予定通りに進まない所もありましたが、貴重な体験をして、多くのことを学び、とても充実した1日を過ごすことができました。
【D組】
2日目はホテル時之栖を出発し、MOA美術館に向かいました。本来の計画では三嶋大社に行き、その後堂ヶ島マリン遊覧船に乗る予定でしたが欠航になってしまいました。しかし、普段あまり触れることのない日本美術を鑑賞することはとても新鮮で多くの人が1つ1つの作品を自分自身で感じ取っていて貴重な時間となりました。



2日目のお昼は堂ヶ島にある、駿河湾を眺めることができる「魚季亭」で頂きました。


お昼を食べた後は黄金崎に移動し、「黄金崎クリスタルパーク」でキャンドル作りをしました。
好きな色のカラーサンドを敷き、その上にたくさんの種類の中から自分で3つ選んだガラス小物を乗せ、自分だけのキャンドルを作ることができました。みんな集中して水の中などの、素敵な世界のキャンドルを作っていました。作ったキャンドルは、ジェルを入れていただき後日学校に送ってくださるそうです。キャンドルを作り終わった後は隣の売店でお土産を買ったり、アイスを食べたりすることができました。


2日目のホテル「ラフォーレ修善寺」に到着しました。お部屋はとても広く、夕食は2クラスみんなで大きな会場へ行き、頂きました。

【E組】
三島スカイウォーク
私たち1年E組は2日目の最初の行程で三島スカイウォークへ向かいました。この場所は全長400メートルもある日本最大級の歩行者専用吊橋が有名です。吊り橋からの風景は普段東京では感じることのできない自然豊かな風景と富士山、日本一深い駿河湾を望むことができる壮大なパノラマが広がっています。高さは70メートルもあり、橋の床も隙間が空いていたのでスリルもありつつ、絶景を楽しむことができました。


一つ目のギフトショップではお土産だけではなく、三島スカイウォークを作るにあたっての工夫や歴史が書かれていました。
この吊り橋は設計、施工、運営まで全てを民間資本で担っており、民間企業での前例のないプロジェクトは伊豆縦貫自動車道の開通など様々な課題を乗り越えて地元企業、地元の人に愛される建造物となったそうです!

上記画像は三島スカイウォーク全体の模型。
また、もう一つのギフトショップは、お店全体一面にバラが生けてあるというなかなか類を見ない珍しい建物でした。甘い匂いに包まれながら買い物が出来ました♪

韮山反射炉
続いて明治日本の産業革命遺産にも選ばれた韮山反射炉へ向かいました。
韮山反射炉はその名の通り、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉です。今回見たこの反射炉は実際に稼働したものの中で唯一国内に現存している貴重なものです。

ここでは反射炉がどういったものなのかだけでなく、造られた歴史的背景も学ぶことが出来ました。ペリー来航により国内は外国の脅威にさらされていた影響で幕府は反射炉の建造を命じます。本来は下田港に近い場所に作る予定だったそうですが、ペリー艦隊の兵士が敷地内に侵入したため急遽韮山の方へ場所を移したそうです。
日本が昔試行錯誤して作った建物が江戸時代からこの令和の時代まで続いていて、その場所に私たちが今も行けることがとても感慨深かったです。
また、世界遺産登録への道のりも展示されていて皆興味津々でした。こういった世界遺産へ行く機会があまりなかったので非常に良い経験になりました。
普段なかなか見る機会のない文化遺産に触れて学んだことをこれからの学校生活にも活かしていきたいです。

伊豆パノラマパーク
最後に私たちは伊豆パノラマパークに行きました。まずロープウェイに乗って山頂に向かいます。ロープウェイで着いた先にはカフェや足湯、遊具で遊べるスペースがあります。周りを見渡すと静岡の綺麗な風景が一望でき、特に夕日がとても綺麗でした。山の方を歩いてみると自然を感じることができ、とても気持ちがよかったです。山の奥の方には幸せの鐘という恋人の聖地もあります。ゆっくり座って涼むこともでき、探索することもでき、遊具で遊ぶこともできるので老若男女問わず楽しむことができる場所でした。




【F組】
2日目はクラス企画で夏季学校実行委員を中心に行動しました。私たちは三島スカイウォーク、トリックアートに行き、ブレスレット作りを行いました。本来は遊覧船に乗る予定でしたが急遽トリックアートに変更しました。クラスでいく場所を考える上で定めた目標は“構造を知る”でした。
まずは三島スカイウォークに行き、日本一長い吊り橋を渡りました。三島スカイウォークは、全長400メートル、高さ70メートルで、幅は1.6メートルしかなくとてもスリルがあり絶景を見ることができました。吊り橋というのでもう少し揺れることを予想していましたが、何本もの紐で支えられた吊り橋はとても安心感がありました。見える景色はほとんどが森林で、低木層や高木層などがとてもわかりやすく見え、生物で学んだことを思い出しながら渡っていきました。渡った先でスカイソフトクリームを食べました。色は綺麗な水色なのに味は濃厚なミルクだったので、少し不思議な感じがしました。またたくさんの動物に触れ合うことも出来ました。



その後橋を戻って今度はスカイガーデンに行きました。綺麗なピンクや白の薔薇がアーチを作る入り口を通ると沢山の天井から吊るされた花が見えました。そこはその花々を見ながら食事をできるスペースになっていました。
写真F4
お土産を買ってから次に昼食を食べました。西伊豆で有名なまご茶めし膳を、みんなでいただきました。この名前の由来は“まごまごしてないで早く喰え”です。お茶漬けのようにしてアジを食べました。初めて食べましたが、お茶とアジの相性が良くとても美味しかったです。

午後は遊覧船乗り場近くにある伊豆トリックアート迷宮館に行き、班で写真を撮って楽しむことができました。遊覧船に乗れず少し落ち込んでいましたがこれはこれで面白く、みんなで写真を撮り合って笑いながら楽しく遊びました。目の錯覚によって絵で人を騙すことができるということは凄いなと思うとともに、近づいてみると見え方が変わったりして面白いなと思いました。


そして最後にブレスレット作りに行きました。様々な色や形をしたビーズと色んな色の紐があり、そこから選んで世界に一つしかないブレスレットを作りました。なかなか紐にビーズが通らず苦戦しましたが、一生懸命作り、一人一人の個性が溢れた素敵なブレスレットが出来ました。ブレスレットを作ったのは初めてでしたが、ビーズが落ちないように、紐の結び目が解けないようにするために小さいビーズで固定するなど、ブレスレットひとつにも様々な工夫を感じました。また、ブレスレット作りを通してクラスメイトと仲を深めることができました。



一日目と違い自分たちで考えて決めた内容だったので、みんなの目が前日よりも活き活きとしていたなという印象が残っています。当初の予定とは違うものになりましたが、私達らしく楽しむことができて良かったです。クラス企画を通し、時間とルールを守って行動し自然に触れることができました。