LI部員と有志の生徒による模擬裁判を行いました
山脇の学び
12月14日、LI部員と有志の生徒合わせて42名が参加して、模擬裁判を行いました。
模擬裁判は、裁判員の体験、裁判の手続きを学ぶということにとどまらず、様々な意見を聞いてどのように判断するか論理的に考える力や、合議を通じて意見を調整する力・協働力など実社会でも役立つ力の養成を目的として行いました。
今回は傷害致死事件を題材に、裁判官・裁判員役はLI部員、検察官・弁護人役はそれぞれ中3・高1の有志生徒が担いました。弁護士の先生にも3名いらしていただき、当日の進行等ご協力をいただきました。
実刑か執行猶予付きか、期間はどれくらいか…「判決アンケート」に各自意見を書き、裁判官・裁判員役以外は休廷時にグループに分かれて合議しました。
一方、裁判官・裁判員は別室で判決を決めます。
判決の結果、被告人は懲役4年の実刑判決となりました…
全体に合議の結果を聞くと、執行猶予付きが5グループ、実刑が2グループと意見が分かれました。量刑を決めるにあたって考える視点は様々です。情状として認めるか認めないか、どのくらい重視するのか…意見を聞いて、新たな発見もたくさんありました。
弁護士の先生からは、ご講評をいただくとともに、各グループの意見を元に「犯情」と「一般情状」の違いなどについて解説をしていただきました。


生徒の感想アンケートからは、全員が「楽しかった」、「よく理解できた」又は「難しかったけど大体理解できた」とありました。弁護士の方からのお話を聞いて、職業のイメージが変わったという意見も複数ありました。生徒たちにとってたくさんの「気づき」があり、大変充実した機会になったと思います。