高校2年 文系九州修学旅行
学園便り
高校2年文系は5月7日から4泊5日の九州修学旅行に行ってきました。
初日は「漢委奴国王」の金印が発見された志賀島、菅原道真公をまつる大宰府天満宮を訪れました。
太宰府では昇段参拝をし、学業成就をお祈りしました。お祓いの鈴の音が印象的でした。
2日目午前は唐津市内見学として、鏡山・唐津城・旧高取邸(国指定重要文化財)を訪問しました。
高取亭の内部は撮影禁止でご紹介できないのですが、座敷に仕組まれた能舞台には感動しました。
午後は長崎に向かい、三菱重工長崎造船所の香焼工場を見学しました。こちらも撮影禁止でご紹介できないのですが、600tクレーン・1200tクレーンをはじめ、修理中のタンカーの大きさにも圧倒されるばかりで、日本のモノづくりの現場を実感することができました。
その後は長崎原爆資料館での平和講話です。下平作江さんに被爆のこと、核兵器のことをお話しいただきました。
<生徒の感想より>
下平さんの原爆を受けた話を聞いて、原爆の威力のおそろしさ、人の輝かしい未来や夢、さらに尊い命までも奪ってしまうことを知り、戦争は決してしてはいけないと改めて思いました。
今の私たちよりも若い年齢で被爆しながらも、強く生き抜く下平さんのお話は、本当に貴重なものでした。平和な今の状況に感謝し、何事にも全力で頑張ろうと思いました。
いつ死ぬか分からない戦争というものが、すぐ近くにあることを下平さんは小さい頃に経験していたんだなと思うと、自分が今生きていることがとても幸せだと思いました。
下平さんのお話、その姿勢に心動かされ、修学旅行中でも最も印象に残る時間となりました。講話後には資料館を見学しました。
3日目は良く晴れた空のもと、自主研修を行いました。皆それぞれ楽しい時間を過ごすことができました。


4日目からはGVSプログラムです。留学生たちと「平和」について意見交換を行い、「未来のアジアの平和」についてグループで話し合いを行いました。
4日目の夜はグローバルフェスティバルが開催されました。留学生たちは出身国の衣装を着せてくれました。山脇からは「BON DANCE」を披露し、最後には皆で輪になって踊り、楽しいひと時を過ごしました。


5日目は別府国際コンベンションセンターで発表会です。緊張しましたが、準備した成果を発揮することができました。
修学旅行を通じてお互いをよく知ることができ、学年の団結力も高まりました。充実した修学旅行でした。