SI便り 「SIクラブ夏の活動報告」
山脇の学び

8月5日の月
夏休みは、物理班、化学班、生物班、数学班、天文班、それぞれ単独の活動もありますが、ここでは、班を超えて体験した長期の休みならではの取り組みをご紹介いたします。
その1
8月4日から6日、SIクラブは初の合宿を行いました。
主に天文班の天体観測をメインに据えた取り組みです。自然豊かな野辺山で、38名のクラブ員が参加し、スターウォッチングとハイキングを楽しむ自然体験の旅となりました。以下は、中学1、2年生のしおりの日誌部分の文章です。
国立天文台野辺山には、45m望遠鏡・電波ヘリオグラフ・太陽電波強度偏波計・ASTE望遠鏡・ミリ波干渉計とさまざまな望遠鏡があり、特にヘリオグラフは、一番小さくたくさん並んでいて、かわいかったです。たくさんの望遠鏡を使い、様々な宇宙の謎を解いているのだと初めて知りました。(中1)
2日目の夜の観測では天候もよく、ペルセウス座流星群の流れ星も3回見ることができました。星座早見盤を使って星座を発見する度に、友達と興奮していました。北極星も見ることができました。また、星は短時間で動いてしまうことも改めてわかりました。(中2)
発表会ではみんなハキハキと説明していたのですごいと思いました。特に印象的だったのは、先輩の夜の星の観察の時に撮った月についての説明です。先輩は、月について詳しく説明して、メモを持っていても全然見ていなかったので、すごいと思いました(中1)。
普段の行事では、たいてい同学年だけするので「先輩と中1さんが一緒」ということに緊張していましたが、寝食を共にすることで少しずつ慣れていき、合宿を楽しいものにすることができました。(中2)
その2
8月19日(火)はSI校外学習の1日です。
午前中は有明にある「水の科学館」、午後はパナソニックセンター内にある体感型ミュージアム「リスーピア」に行ってきました。
「水の科学館」では東京の水道がどこから来るのか、どうやって私たちの家一軒一軒に送られるのかを知り、水の大切さについて学びました。科学館の地下にある給水施設の規模の大きさや、監視システムの精巧さにびっくり!
「リスーピア」では数学を使った確率論やサイエンティストの時間でも行ったハニカム構造、図形やグラフ、科学を使った錯覚やサーモグラフィ、運動など、様々な体験を行いました。中には難しいものもありましたが、みな考える楽しさを味わいました。
毎年行っている科学館見学ですが、今年も30名の生徒が参加し、理科を楽しむ充実した1日となりました。
その3
8月31日には、「中学生 科学コンテスト」に9名が参加しました。
3人一組になり、筆記試験と課題に取り組みました。課題は、工作用紙とペットボトルを使って、長い橋を作るというもので、柔らかい頭での発想が勝負となります。夏休み中に、SIの先生と勉強会も行いチームワークも上々。
今回は初めての取り組みでしたので苦労もしましたが、チームで難問に挑戦する楽しさを存分に味わったようです。
その4
今年度のWRO(ワールドロボットオリンピアード)に、6名の中学生がチャレンジしました。こちらは、次回SIだよりでご報告いたします。
現在は、11月初めの山脇祭に向け、それぞれの班毎に準備にいそしんでいます。みなさまお楽しみに!