夏期特別実験講座 早稲田大学 TWIns研究室体験
サイエンス
8月29日(金)9時~18時 早稲田大学TWIns(早稲田大学・東京女子医大連携 先端生命医科学センター)にて実験講座を行いました。この講座は公募で集まった中学3年生、高校1年生を対象にしたものです。
早稲田大学 加藤教授 小泉教授 園池教授を中心に各研究室の10人の大学生、大学院生がセンター内の見学と研究室での実験をご指導くださいました。参加した14名の生徒たちは先端科学の実験施設見学、長時間かけての実習に緊張しながらも大変充実した時間を過ごすことができました。
これに先立ち、プレ講座として、7月11日には本校にて、現在早稲田大学4年在学で現在加藤先生の研究室に所属している本校卒業生のIさんが、早稲田大学での研究生活についてパワーポイントを使って、楽しそうに語ってくれました。聴いている生徒たちが引き込まれている様子がよく伝わってきました。終了後も残った生徒たちから次々に質問を受けていました。
さて当日は、ガイダンスから始まります。先生方とTAの方々のご紹介の後施設見学です。分析機器室ではその性能の高さと値段の高さ、精密さに驚きました。また動物飼育室の「バイオハザード」表示や測定室の「放射性」表示に緊張したようです。工学系研究室では最先端の人工臓器に実際に触れることができ、医療系研究室で行われていた層状細胞シートの培養ではその使い方や手術の仕方を伺い大いに感動していました。生命科学の研究とは「生物」や「工学」「医学」と独立した分野で行われているだけでなく、お互いに協力し合い総合的に考えることで進歩しているということを実感しました。また、動物実験をなるべく少なくするための機械化という話に、生徒達は大いに共感していました。
その後TAの方々から「科学の面白さとキャリアデザイン」というメッセージを頂きました。TAのみなさんの様々な経歴、中高大時代の体験を交え、「興味を持つこと」「挑戦すること」の大切さといった中高時代を過ごす上でのアドバイスをたくさんいただきました。
いよいよランチタイムです。「いつも学生が利用している店」に連れて行っていただき、好みのお弁当を選び、TAのみなさんや先生方と一緒にいただきました。最初は緊張からかなかなか話が出来なかった生徒も多かったのですが、ランチタイム終了近くにはだいぶ積極的に話しかけられるようになっていました。
次は、1~5名に分かれての研究室での実験です。どの研究室でも、データの読み取りやまとめのポイント、考察方法などを学びました。