SI便り IEEE Seoul Section Student Paper Contest 2017に参加し、Bronze Awardを受賞しました
山脇の学び
2017年12月2日(土)、韓国ソウル市内にある弘益大学にて行われたIEEE Seoul Section Student Paper Contest 2017に高校1年生5名が参加しました。 IEEEとは1884年に創立され、現在米国に本部を持つ電気・電子技術に関する世界最大の専門家組織で、エジソンやベルもその会員だったそうです。いくつもの支部に分かれており、その東京支部の学生主催で行われた第14回IEEE TOWERSポスター発表に、去る11月4日に参加しています。中学3年次の科学研究チャレンジ活動で作った「西表島の生態系を調査するロボット」について発表し、Event賞を受賞、今回のソウル支部学生コンテストへの派遣につながりました。(SI便り参照)
同じように日本から派遣された4人の大学院生とともに、それぞれのポスターの前に立ち、次々に訪れる外国人の学生やIEEE会員の教授陣に対して発表をしました。(もちろん英語です!)はじめのうちは緊張のせいか、控えめな様子もありましたが、慣れてくるにつれて、堂々と自信を持って自分たちのロボットを紹介していました。また、様々な質問にも、互いに補い合いながらがんばって答えることができました。
「日本の高校生は皆こういうことをやっているの?」という質問も受け、私たちの取り組みに関心を示してもらえたようです。
ロボット以外でも、韓国の学生のこと、生活、気候についてなども含め話が弾み、楽しくコミュニケーションをとっていました。
この研究は科学技術振興機構(JST)の「中高生の科学研究実施活動推進プログラム」に採択され、JSTからの助成を受け、首都大学東京の武居直行先生および東京理科大学の橋本卓弥先生の支援を得ながら進められましたものです。また、本来は学部生以上対象の会であるにも関わらず、高校生にも快く門戸を開いてくれたIEEE関係者の皆様など、多くの方々のおかげで、このような貴重な体験をすることができました。本当にありがたき幸せです。
<参加生徒の感想より>
◆たくさんの方々に、自分たちが1年間で作製したロボットを英語で発表をしました。真剣に聞いて下さり、改善点や今後の課題についてアドバイスもいただけました。英語で発表するなんて初めての体験で緊張しましたが、興味を持って聞いてくださって、自分たちががんばってきたことを認めてもらえた気がしてとても嬉しく思いました。
今回の発表で、ものを作る技術はもちろん、さらに相手に分かってもらえるように発表して議論するコミュニケーション能力も大切で必要なものだと学びました。作れても発表ができなければ人に知ってもらえないからです。「英語で発表する」ことはとても難しく思えますが、実際に挑戦してみると、相手も分かろうとして下さり、楽しく伝えることができました。また、自分が知らなかった知識や新しい考え方も取り込むことができ、成長するのに非常に良い体験でした。
韓国での発表という貴重な体験ができたのは、IEEEの方々、研究にご指導頂いた大学の先生方、山脇学園や両親のおかげです。本当にありがとうございました。(M,N) ※中略
◆We had a wonderful opportunity to give a presentation at Seoul, Korea. It was my first time visiting to a country that spoke a different language. I realized how hard communication is! However I learned that language is not the only way to communicate. Using body language, gestures and facial expression really helped me to get my wills through.
From this experience I learned continuing is the key to success. It was not a smooth path. But what we achieved was worth more than what we suffered. From now on, I will never stop challenging to accomplish my goal. (M,M) ※中略
今回のように、山脇もしくは日本にとどまらない、グローバルに活躍する山脇生が増えていくことを期待し、応援していきたいと思います!