SI便り 夏期特別実験講座「アニメーション作成にチャレンジ!」を実施しました
山脇の学び
2016年8月31日、東海大学 高輪キャンパスにて夏期特別実験講座「アニメーション作成にチャレンジ!」を実施しました。
昨年度に引き続き、東海大学 情報通信学部 情報メディア学科の星野祐子先生にご講義いただき、アシスタントとして先生の研究室の大学生2名にもお手伝くださいました。
参加者は中学1年生から高校1年生までの27名となり、今年度もプログラミング講座だけでなく、施設内の見学も行っていただきました。
まずは施設内、パソコンルームや各種実験室などを見学しました。その中でも「バーチャルリアリティ」を体験できる施設では、3Dメガネを使用することで、正面だけでなく足元や左右の画面を通して仮想現実を体験することができました。
映画などの正面の映像だけでしか体験したことがなかった生徒達は、首を振れば視点を変えることもできるこの空間に歓声を上げていました。
また、他にも隔離されたネットワークの中でコンピュータウィルスの実験を行うための施設などもありました。

その後、パソコンルームに移動し、昨年度に引き続きWeb上でプログラミングができる「Scratch」を用いてアニメーションの作成を行いました。
この「Scratch」はマサチューセッツ工科大学が開発したもので、難しいプログラミング言語を用いることなく、指示タイルや直接数字を入力することで視覚的、感覚的に容易にプログラミングを作成できるアプリケーションです。
キャラクター(スプライト)をどのような指示で動かして、どのような条件で出現させたり消したりするのかといったアルゴリズムに対して、最初は生徒もとまどいを見せていましたが、順番や指示の仕方を学んでいくことによって全員が与えられた課題に対して様々な表現で実現することができました。
また、自分で考えた演出をプログラミングした生徒や、講義が終わったあとも、まだまだやり足りないようでパソコンルームに残ってプログラムを続けた生徒もいました。

東海大学の星野先生は科学的探究プログラム実施クラス パソコン(PC)グループのカリキュラム作成にもアドバイスをいただいています。
今年度も特別講座を開講していただき、参加生徒達は大学にて講義を聞くことで新鮮な体験ができ、充実した一日を過ごすことができました。