山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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Project4H①「AI時代に求められる『頭の良さ』とは」

山脇の学び

Project4Hとは、Human Health(⼈の健康)・Planetary Health(地球の健康)・H₂O(⽔)・Hope(希望)という、4つのH(叡智)を軸に、「志」の種をまき、⾃分の未来を⾒つめるきっかけを作っていく体験型教育プログラムです。今年度は全6回を予定しています。

7月16日(火)に実施した第1回目は、お茶の水女子大学の毛内 拡先生に、「AI時代に求められる『頭の良さ』とは」と題して、講演と実験を行っていただきました。

午前中は、中学生を対象とした講義で、脳の仕組みやクセを知った上で、どのような学習がより効率的かというお話をしていただきました。

午後は、高校のサイエンスクラスの生徒を対象に、マウスの脳画像のデータを用いて、脳の使い方について考えました。

★参加者の感想★

・よく、テレビなどで経験をさせるべきなどと言っていますが、その意味が脳科学で理解できたり、自分の時間を作るべきなどと言うのも脳科学で理解出来たりするのがすごいと感じました。また、脳の性能も凄いと思い、特に脳の一部分が足りなかったら他のところがその役目を担うということに驚きました。脳科学への興味がこの講義でとても大きくなりました。

・興味深いお話をありがとうございました。先生のお話を聞いて“脳科学”というものは案外近くにもテーマが存在しているのだと分かりました。技術の進歩によって死の定義が変わっていることや脳を移植できるといった研究が進んでいるおかげで、新たな発見や問いを見つけることができるのだと思います。何気なく体の一部として働いている脳が常にフル稼働しているがために脳死は“死”なのかといったテーマにも良い着眼点だなと思いました。人間だけでなく他の動物と比べても秀でていて、かつ孤独な人間だからこそ答えというものを探してしまいがちですが、答えがない問題(脳科学)について研究なさっていて素晴らしいなと思いました。これからも人間の平和と地球の継続を守る研究が進んでいくといいです。

・今まで、自分は何か知りたいものがあったとき、解答を出すことだけに力を入れてしまっていたが、これからはAIには出せない人間らしさ(この結果に至った理由を考察すること)を大事に日々過ごしていきたいと考えた。