10/6(月) 動物実験委員会講習会
サイエンス(SSH)
10月6日(月)に本校の動物実験委員会の委員でもある鳥取大学研究推進機構先進医療研究センター動物実験施設・副センター長 大林徹也准教授を招いて動物実験委員会講習会が開催されました。
本校では高等学校での動物実験の生命倫理的な問題をクリアするために動物実験委員会を設置しています。動物実験規程を作成し、動物実験計画が法令及び指針等並びにこの規程に適合していることの審査、動物実験及び実験動物の適正な取扱い並びに法令及び指針等に関する教育訓練などを行っています。
高校で行う科学研究に伴う生命倫理教育の重要性が高まっており、「すべての生物に対して感謝や尊敬の念をもち、単なる実験材料として扱ってはならない」との生命倫理の考え方の教育が必要になってきています。脊椎動物のなかでも哺乳類・鳥類・爬虫類は動物愛護法の対象ですが、そうでない両生類や魚類を扱う研究に対しても厳正な取り扱いが求められます。そのため、動物を対象とする実験を計画している研究チームは実験計画を申請し、研究を実施することが適当か動物実験委員会で審議を行います。
今回は実験計画書を提出しようとしている生徒30名が講習を受けました。実験動物とは何か、動物実験計画書の作成について、研究倫理・生命倫理とは何かについて学びました。



