7/14(月)SSH「総合知」竹中工務店技術研究所 「企業における技術者の心構え」
サイエンス(SSH)
「総合知」は山脇学園SSH事業が目指す、女性研究者の育成拠点の形成のために大学や研究所、企業の女性研究者をお招きして行っています。研究者が現在行っている研究や活動とともに、どのようなキャリアを経て研究の道に進まれたかをお話ししていただいています。
今回は竹中工務店技術研究所 梅田尚子主任研究員をお招きして開催しました。「企業における技術者の心構え」というテーマでお話をしていただきました。
竹中工務店は江戸時代創業の歴史ある会社です。建築を「作品」と捉え、設計から施工まで一貫して手掛けることを特徴としています。「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という理念のもと、高品質な建築物を手掛けています。古くは東京タワー、日本武道館をはじめ、東京ミッドタウンや六本木ヒルズ、グランフロント大阪、あべのハルカスなど、数々のランドマークとなる建物の建設に携わっています。
梅田さんは竹中工務店技術研究所で建物への影響を考慮した地震の研究をされています。
企業で研究するときに大事にしていることは、
「問題にぶち当たってもそこでくよくよしない。まわりの人の助けを積極的に借りて、
ドーンと構えて乗り越えること」
そのために、「専門分野以外の知識にも積極的に触れるようにする。仕事で声をかけられたら乗ってみる。丁寧なコミュニケーションを心掛ける」ことを常に気にしていらっしゃるそうです。
企業で働いていらっしゃる研究者のお話を伺う機会は少ないため、生徒にとっても将来の自分の職業をイメージできる授業はとても興味深いものになりました。



