中3 科学研究チャレンジプログラム 放課後活動の様子
サイエンス(SSH)
あっという間に1巡目の講座のまとめに近づいています。
実験を重ねて結果を導く、いままで習った知識の確認、実験をして深堀、ひたすら回数を重ねてデータを集める、それぞれの分野の特色に合わせた探究の方法を学んで、今後の個人探究やサイエンスクラスでの研究活動に生かします。
分野ごとやっている内容を紹介します。
<化学>
糖度計の使い方、消化酵素を使うとでんぷん溶液の糖度が上がることを学んだあとで、自分たちの身の回りの気になる食べ物の糖度を測っています。どうにかして「より甘い」結果を出せないかと工夫中です。その後は実験報告のプレゼンテーションを予定しています。


<地学>
岩石薄片の偏光顕微鏡観察の基礎を学びました。現在は屋久島などで拾った石を研磨し0.03 mmの薄さまで磨いています。自分で作成した薄片を観察・記載し、岩石名を特定する予定です。


<新古典生物学>
江戸東京野菜:金町小カブ、練馬大根、大蔵大根」に着目し、条件による種子の発芽率の違いを追求しました。どのような数的データを収集し、分析するのか、班ごとに試行錯誤し、6月には研究発表会を実施しました。


<ものづくり>
Arduinoマイコンを使った電子工作に挑戦中!身近な電子デバイスの仕組みを学びながら、プログラミングで動かす楽しさを体験しています。今回は、タッチセンサーとLEDを連携させ、触れると光るオリジナルライトを制作。センサーへのタッチを感知してLEDを点灯させる仕組みを通して、デジタル入力・出力の基礎や、条件分岐の考え方を学びました。作品が完成した時の生徒たちの笑顔が印象的でした!



<生物>
肉眼では見えない微生物を見える化することをテーマに、細菌培養や無菌操作の方法を学びました。現在、身の回りのものの抗菌作用を見える化する実験を行っており、作用の強さを数値で表してデータを集め、発表する予定です。


<数理情報>
Python(パイソン)というプログラミング言語を用いてスカッシュゲームを制作しました。プレイヤーはマウスでラケットを左右に動かしてボールを跳ね返し、ハイスコアを目指します。ボールとラケットの当たり判定や、跳ね返りの角度計算、タイマーやスコア管理などの基本的なアルゴリズムを学びました。


<物理>
一定の勢い(速さ)でコインを送り出す装置(滑り台)を、生徒が工作用紙で作成し、それをもとに、コインを直線状に衝突させる実験を行いました。また、ビー玉の速さを測定する”BEEspiV”を教員が改良したものと、iPadの動画撮影を活用して、コインの速度、加速度、動摩擦など学びました。

