高校1年 サイエンスクラス 校外学習を実施しました
サイエンス(SSH)
高校1年サイエンスクラスでは、5月10日(金)に富士山科学研究所にお伺いし、富士山科学研究所の中野先生とともに校外学習を行いました。
今回の校外学習では、自然の中で観察力を養うことはもちろんのこと、データを収集、分析し、そこから様々な情報を読み取る力を更に高めることを目的としました。
事前学習では頂いた資料を読み込み校内で毎木調査の練習を行い、当日は中野先生から毎木調査のレクチャーや研究に対する心構えをお話しいただき、事後学習として校外学習で得られたデータを解析し、考察を行いました。
7月に実施予定の夏季学校では、今回得られた経験や知識を活かして新たに調査を行う予定です。今後研究を行う上での技術や思考力の向上はもちろんのこと、未知の課題に対して生徒たちが協力しながら楽しみつつ前向きに取り組んでいたことが印象に残りました。その姿勢は研究だけでなく様々な場面で活かされると信じています。7月の夏季学校も楽しみです。
以下、生徒が作成した記事です。
富士山研修で行う毎木調査の事前練習を行いました。班のメンバーと毎木調査について理解し、考えながら、実際に手や足を使って、屋外実験場を調査しました。
※毎木調査とは?:区画を決めて、その中にある全ての樹木について、高さや幹周などを測定する調査。調査によって得られたデータは山林の管理、研究に生かされます。
5月10日に、サイエンスクラスは富士山で校外学習を行いました。
山梨県富士山科学研究所について、中野先生から研究についての話を伺いました。
研究とは何か、そして研究を行う上で大切なことを伺いました。また、毎木調査の方法についても伺いました。
そのあと、実際に林の中に入って、班ごとに毎木調査を行いました。木の種類や、直径などを様々な道具を使って測定しました。事前に道具を使う練習をしていたので、すぐに行うことができました。
<毎木調査の様子>
同じ木の種類でも、生えた場所によって葉の色が違い、植物や動物はさまざまな状況に合わせて、適応していることを学びました。
<熊の引っ搔き跡>
7月の夏季学校では班ごとに新たに調査を行う予定です。
今回の貴重な経験から、自分の研究活動に活かしていきたいです。また今回、中野先生の長年の研究に対する思いや、研究にかけてきた時間の重みをすごく感じました。研究でもそれ以外のことでも、将来そこまで時間と情熱を注げる何かを見つけたいと強く思いました。
中野先生、ありがとうございました!