山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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東京農業大学で「大学の学び体験会」を実施しました

山脇の学び

12月23日(月)、東京農業大学 世田谷キャンパスにて、高大連携プログラム「大学の学び体験会2024」を実施しました。

このプログラムは、応用生物科学部、生命科学部の先生方のご協力のもと、山脇学園の中高生が大学での学びを体験するイベントで、今年で3回目の実施となります。今回は前回からのリピーターを含む中学2年生から高校1年生まで合わせて35名が参加。保護者の方も10名ご参加くださいました。

世田谷キャンパスに集合後、最初に東京農業大学についての紹介の後、生命科学部長の坂田洋一先生から今回のプログラムの概要についてのお話がありました。

その後、今年から初の試みとして、大学1年生の実際の授業にお邪魔して一緒に授業を聴く体験をしました。生徒たちは緊張していた様子でしたが、リアルな大学の授業に触れて大いに刺激を受けたようでした。

続いて、中高生向けにアレンジしてくれた模擬講義から、それぞれが聞きたい講義を2つ選んで受講しました。食事とスポーツ・健康の関係、微生物を操ってモノづくりをする醸造の世界、がん細胞が増えるしくみ、ゲノム情報を利用して役立つ生物を作る方法など、大学で行われているさまざまな研究について、分かりやすく説明して下さいました。

昼食は、自宅から持参したお弁当を教室で食べる生徒や、学生食堂や学内のコンビニで購入する生徒など、それぞれ、大学生気分を楽しんだようでした。

午後は、応用生物科学部、生命科学部それぞれに分かれて実習を行いました。応用生物科学部の実習では、分子模型を使ったモノづくりにチャレンジ。同じ材料と分子式を用いて作ったはずなのに隣の人が作ったものと構造が異なる「異性体」など、物質の成り立ちの面白さについて体験しました。生命科学部の実習では2010年に根岸英一先生がノーベル化学賞を受賞した「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」を体感する実験を行いました。

最後は、スタッフの方のご案内で、世田谷キャンパスの4 学部15 学科87 研究室が集うサイエンスポートを見学。フロアごとに異なる各学科の特色や研究成果をまとめたポスターなど大学の研究室の雰囲気に触れることが出来ました。年末ということもあり、クリスマス飾りのある研究室や、大掃除中の研究室があるなど、大学生ライフを身近に感じる場面も見られました。

参加者にとって、大学の学びを体感する一日となりました。

 

<生徒の感想より>

*授業体験や実験を通じて、普段の高校生活では得られないような新しい学びを体験することができ、とても充実した時間を過ごせました。

*年末という忙しい時期にこのような機会を設けてくださり、ありがとうございました。今回、たくさんのことを通して、農大の良さを知り、自分もここに通いたいなと思いました。

*模擬講義は興味深い話ばかりでとても面白かったです。実習は家ではできないような薬品を扱った実験でとても楽しかったし、どのような反応をするのか自分の目で見ることができたため学びもありました。

大学1年対象「基礎生物学」の授業を最前列で受講中

模擬授業の様子、中高生向けにやさしく説明してくれています

顕微鏡を覗いているのは手伝いに来てくれた山脇OGの農大生です

分子式を見ながら分子模型でモノづくりに挑戦