中学3年 【夏期講習】英語劇をやろう!「千と千尋の神隠し講座」
山脇の学び
【夏期講習】英語劇をやろう!「千と千尋の神隠し講座」
夏の期間には、普段の授業では行うことのできない様々な講座があります。中学3年生の第4ターム(8月26日〜8月28日)に開催された講座では、千と千尋の神隠しを舞台とした英語劇に生徒たちはチャレンジしました。
生徒たちはキャスト以外にも裏方を兼務し、監督、舞台照明、音響、衣装なども全て自分たちで手掛けました。3日間の短い期間で18にも及ぶシーンと長いセリフや多くの立ち回りを全て練習し、準備しなければならなかったため、強い団結力や協働力が必要でしたが、それぞれが自分たちの役割を適切にこなしつつ、助け合いながら、自分たちができる最高のパフォーマンスを行いました。
今回は台本ありの英語劇(アニメの公開収録に演技を追加したような感じ)の形で行いました。写真は最終リハーサルの様子ですが、まるで本物の舞台リハーサルさながらで、キャストが演じている傍らで、監督が指示を出しつつ、照明や音響との調整を行っていました。舞台にいないキャストも自分の立ち回りを再確認していたり、セリフの抑揚を検討したりと、その表情はプロも顔負けでした。
千と千尋の神隠しは夏の頃に起きた千尋と神様の世界の不思議な体験の物語です。中学最後の夏に、生徒たちも普段とは違った体験ができ、新たな気持ちで2学期を迎えられるのではないでしょうか。
<生徒の感想>
生徒たちは苦労した分、様々な思いがありました。以下は生徒たちの感想の一部です。
・私は音響をどうやってこの短い時間の中で完成させようかが難しかったです。
音源にシーンの写真を貼る作業が思ったよりも難しく、大変でした。
演劇に合わせてそのシーンの写真を探して入れるのは時間のかかる作業で、どのシーンがどの音源かわからない部分もあり、でも協力して最後は完成させられて良かったです。
・これを取り入れようとか小道具や照明なども自分一人だと実際に舞台上でやるにはできなくて必ず監督や周りの人と共有して実現するんだなと改めて思いました。その役や仕事の人と協力したりすることが大切だなと思いました。
・限られた時間でどのように時間を使ったら効率よく進めるかを意識しました。なので、みんなで集まって立ち位置を言うのではなく事前に全てを考えてそれをわかりやすく簡単にみんなに伝わるように共有ノートでコメントをのせたりしました。また、やはり追い込まれたりするとみんなピリピリしてしまうことがあって全体的に2日目は結構みんな自分含めピリピリしてたなあと感じたので一旦落ち着いて照明さんのところに行ってどうすればいいかを1人で考えていました。そうしたことによって、今回は何事の問題も起きずに完成できたのかなと思います。勉強になることが今回は意外と沢山ありました。
・責任を感じることの大切さを学びました。それと友達の前とか気にせず恥を捨てて全力でやってみると気持ちいいなと感じました。いい経験でした。ありがとうございました。
・短い間で、あまり顔も知らない人達と英語で長い劇をやるという初めての体験で最初は戸惑ったり、困ったりしたこともあったけど、劇を終えてみてやっぱりお互いの気遣いや思いやりなんだなと思った。不安そうな人がいたらどうしたの?と声をかけたり同じグループの人と頑張ろうね!!と言い合ったり自分からそんな行動をしてからは本当に楽しい時間だった。自分から何かをすることも大切なんだなと感じた。
・もっと演技をできれば良かったと不完全燃焼で終わってしまってなんか悔しかったです。でも、講堂で照明を手伝ったり、友達のオクサレ様の仮面を手伝ったり、とてもいい時間を過ごせました。三日間だけだとは思えないほど演技、音響、照明まで素晴らしかったとおもうし、みんな一人一人が焦りながらだけれども頑張ったからできたことだと思いました。