Project 4H セミナーを実施しました
山脇の学び
(1)浅井しなの先生によるセミナー「毎月の嫌な生理から『自分を知る』生理へ」を実施しました
この12月より慶應義塾大学の加藤靖浩先生をはじめとする医学・生命科学分野をご専門とする大学の先生方にご支援をいただいて新規事業「Project4H」をスタートしました。
このプログラムは、「Human(人々の健康)」「Planetary Health(プラネタリーヘルス)」「H2O(地球と生命の財産である水)」「Hope(未来の希望)」の4つのHを軸に、健康をキーワードとした科学の面白さや日常生活とのつながりを体感できる体験型教育プログラムです。
記念すべき第一回目は、フェムテック業界で有名な浅井しなの先生によるワークショップ形式のセミナーでした。「毎月の嫌な生理から『自分を知る』生理へ」をテーマに、自分自身の身体について考える時間を持ちました。生理前・生理中に体調不良になる人が多いなど、ネガティブなイメージの生理ですが、生理の血から健康状態がわかることを伺い、ポジティブな発見のあるセミナーでした。
また、浅井先生のご自身の生理の悩みを背景にした起業の話や、会社で開発した生理の血を記録するアプリのことにも真剣に耳を傾けていました。グループ毎での活動時には、浅井先生と加藤先生も各グループでの話し合いに参加してくださり、考えを深めることができました。最後に、生理痛を再現するマシーンの体験もあり、本校教員も体験させていただきました。
<生徒の感想>
*生理による不調は一人一人全く違うことを知り、自分から発信する事と周りの人を気に掛ける事が大切だと学びました。
*今までは「みんな生理について悩んでるし我慢するものか。」と思って生理痛などで悩んでいても我慢していたので今回のセミナーでもっと周りに相談してもいいんだと思えました。トイレに生理ボックスなど置いてある今の環境が当たり前ではないことを知りました。
*興味のあるフェムテックについて、大変分かりやすく知ることができました。また、浅井先生と直接お話しをさせていただき、将来に向けて視野や選択肢が広がりました。
*今回のセミナーを聞いて、生理痛は我慢する必要ないし、ピル(=避妊薬というイメージがあったが)も飲めばむしろ快適に過ごせる場合もあると知りました。グループディスカッションでは他学年との交流で自分にはなかった見方や発想がありとても勉強になりました。



