ミニ体育祭 vol.3 ~ フィナーレ~
学園便り
10月29日(金)の午前に実施された『高校生のミニ体育祭』のフィナーレは、高校3年生の「ダンス~ペルシャの市場にて~」と「プロムナード」。
今年度も高校3年生の保護者の方は、20分間の発表時間だけの観覧となりましたが、平日にも関わらず、たくさんの方に見守っていただきました。
高校3年生は、高校1・2年生、教職員、そして一番身近で支えてくださっている保護者の方が見守る中、代々受け継がれているダンスとプロムナードを堂々と披露しました。
「ダンス~ペルシャの市場にて~」
今年の人文字は『栞(しおり)』。「この6年間を人生という長い物語の“しおり”として刻み込み、今後それぞれの道に進んでも、今まで培ってきた力を道標に、自分らしく歩んでいけるように、そして、自分自身だけではなく、周りの人をも導くことができるような強く優しい女性になれるように。」という高校3年生の想いが込められています。みんなの想いが集結し、素晴らしい人文字『栞』を描くことができました。今回この場所で観られなかった方にも、想いは届いていると思います。
最後のポーズまで、周りの仲間を感じながら踊りきることができました。
シーンと静まり返った校庭が、最後のポーズとともに、心からの拍手で温かい雰囲気に包まれました。続いて、プロムナードが体育祭実行委員の笛の合図で始まります。
「プロムナード」
<校章>
高校3年生全員で、「ハートに富士」の校章を描きました。
一人一人座りながら描いている間には、高校3年生からのメッセージが読み上げられました。
令和3年10月29日。山脇学園に入学してから、5年と204日という月日が過ぎました。憧れ続けた、「ペルシャの市場にて」を踊り終え、共に過ごしてきたこの校庭に、「ハートに富士の校章」を描くことができ、とても嬉しく思います。
「栞」という文字には、この6年間を、人生という長い物語の“しおり”として刻み込み、今後それぞれの道に進んでも、今まで培ってきた力を道標に、自分らしく歩んでいけるように、そして、自分自身だけではなく、周りの人をも導くことができるような強く優しい女性になれるように、という願いが込められています。
共に笑い、共に涙し、共に支え合ってきた仲間や先生方との別れは、思い出の分だけ辛くも感じられますが、今ここに、257名で創り上げた「ハートに富士」の姿を胸に、「迷う時こそ自分らしく、辛い時こそ人に優しく」そんな強く優しい女性を目指し、これからも邁進していきたいと思います。
最後は、たくさんの先生方に迎えられ、手拍子に合わせて行進して幕を閉じました。
保護者の方は、どんな想いで観ていてくださったのでしょうか。考えるだけでも胸が熱くなります。
そして、高校3年生は、みんなの前で懸命に表現をして、何を感じたのでしょうか。
気持ちを込めて一生懸命に表現することで人の心を動かすことができ、自分自身の心も豊かになること、自分が変わることで周りも変わること、自分や周りの力で不安を「自信」に変えることができることなど、様々なことを体感したと思います。きっと、この経験も強く優しい人への糧となることでしょう。
メッセージにあったように、この6年間を人生という長い物語の“しおり”として刻み込み、今まで培ってきた力を道標に、自分らしく歩んでいって欲しいと思います。私たちはこの学び舎で、保護者の方と同じように、いつでも皆さんに寄り添い、応援しています。