山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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SI便り 第28回マングローブ学会年次大会で口頭発表を行いました

山脇の学び

12月3日(土)、東京農業大学 世田谷キャンパスで第28回マングローブ学会年次大会が開催されました。本校からは、科学研究チャレンジプログラムでマングローブを研究テーマとしている生徒2名が口頭発表を行いました。2人は5月に行った西表島野生生物調査隊で、他の植物とは大きく異なるマングローブの特性に興味を持ち、研究対象として選びました。

発表した題目は

「土の違いが散布体の成長に及ぼす影響を調べるための実験計画」

「散布体のダメージ箇所による成長への影響を調べるための実験計画」

です。今回発表した計画をもとに、実験を進めていく予定です。

横田講堂という広く立派な会場で初めての口頭発表でしたが、緊張しながらも自分の言葉で考えを発表することができました。また、他校の方の発表も聞くことができ、新しい知識を増やすこともできました。

研究者の先生方からたくさんのアドバイス、ご意見をいただき、これから実験を始める上で検討すべき事柄に気付くことができました。これからの研究活動を通して、たくさんの発見をしていくことを期待しています!

(マングローブ学会HPおよび学会要旨は、こちらからご覧になれます。

http://www.mangrove.or.jp/gakkai/subpage/taikai/taikai2022.html

 

【生徒の振り返り】

初めて学会で発表をすることになり、前日にとても緊張しましたが、良い経験になったと思います。この学会の会場だった講堂のように大きいところで発表したことがなかったので不安も大きかったですが、練習を何度か行っていたため想像よりも緊張せずに発表できました。発表は内容も大事ですがそれと同じくらい相手に伝わるかも大切だと今回の経験を通して考え、練習の大切さに気づきました。事前準備では要旨を作成する際に自分の思い描いているイメージを言葉に直すことにとても苦労しました。またスライドの図や文字を見やすいように編集したりと少ない時間でできる限りの工夫を凝らしました。今回の発表でいくつかのアドバイスをいただきました。そのアドバイスを参考にしてこの先の実験を進めていきたいと思っています。3月に行われる研究発表会のではこの経験を活かしてより良い発表にしたいです。
 

かなり緊張しました。自分の発表に自信がなかったというわけではなかったのですが、いざ口で伝えるとなると震えが止まらなかったです。
発表を通して、まず、先生方からの指摘で土壌は難しいということや大変と言うことを学びました。わからないことが多いというのはパワポを作成していても感じたことでした。文献が少ない!! それと、ピートモスと散布体は真逆の場所で生きていたこと。珊瑚砂の存在も知ることができました。

準備にあたっては、とにかく、見やすいパワポを作成することに努めました。遠くから見ても一眼見てわかるスライドを作るのはかなり難しかったので自分を客観視して頑張りました。あと、画面がガヤガヤしすぎない文字の数と、色使いを工夫しました。

先生が仰っていた、囚われすぎないことを少し心に留めて、今後の活動に活かしていきたいと思います。