山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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中学3年 英語チャレンジクラス 『SDGsへの探究活動』

グローバル

中学3年生の英語チャレンジクラスでは、English Challenge Program(以下ECP)と称して、年間を通じて、様々な活動を英語で行っています。

4月から7月の1学期の間では、SDGsで設定されているGoal3(健康),Goal4(教育),Goal5(ジェンダー)に関しての概要や、世界と日本の問題点などを英語で読みました。ECPで使用しているSDGs教材は、身近なケーススタディなどもあるため、生徒たちはSDGsの問題を自分事として考えることができるようになります。

SDGs探究活動では、3コマを1つの単元とし、1コマ目で関連長文(高1~2レベル)の内容整理(グループワーク)。2コマ目で、与えられた”Critical Questions”(※1)に対する各々の解決策(Solution)を考え、プレゼン準備。3コマ目で、英語形プレゼンを行いました。

※1 Critical Questionsの 例

” To help mothers and children in poor communities stay healthy, what kind of education should mothers receive? What do they need to know before and after they give birth? ”

訳)「貧しい国の母親と子供たちが健康でいるためには、どのような教育を母親は受けるべきか。また母親たちは子供を生む前と後にどのようなことを知っておく必要があるのか。」

 

今回、英語プレゼンに加え、質疑応答の時間も設けました。生徒にとって、英語によるプレゼンはもちろん1つの挑戦となりましたが、それ以上に「その場で即答しなければならない質疑応答が大変だった」という声が多く聞こえてきました。

プレゼン内容を1としたとき、1調べたものを1のままプレゼンすると、質疑応答で答えられないということがおこりやすくなります。一方、10調べたものを1までそぎ落としてプレゼンすると、質疑応答の際、調べ上げた9の中から回答できるため、発表者や回答者のチームとしての説得力が大きく変わるということを実感してもらえたのではないかと思います。

英チャレのECPでは、英語そのものを学ぶより、普段授業で学んでいる英語を使って、リサーチ、ディスカッション、プレゼンを行い、大学や社会に出て役に立つアカデミックなスキルを体得することを重視しています。

以下の写真は、プレゼンの様子とチームが作成したスライドの一部です。