関西大学ビジネスデータサイエンス学部による出張講義を実施しました
山脇の学び
7月17日(木)、関西大学ビジネスデータサイエンス学部の矢田勝俊先生をお迎えして、「ビジネスを変えるデータサイエンス入門」というテーマで出張講義をしていただきました。
矢田先生は、大量のデータの中から有用な情報やパターンを発見するデータマイニング技術をビジネスに応用する研究のご専門家です。現在、産業界からも大いに注目されているビジネスデータサイエンス分野の最先端の研究を、豊富な実例を挙げながら、中高生向けに分かりやすくお話してくださいました。
例えば、「台風前にコンビニで売れる商品は?」という問いに対して、意外にも日持ちがする「カップ麺」や「缶詰」ではなく、すぐに傷んでしまう「パン」が選ばれる理由。野菜ジュースをどの商品の隣においたら劇的に売り上げが伸びたのか、それを実現するためにクリアしなければならかった私たちが知らないスーパーの事情のお話。買い物客が思わず試食したくなる簡単な工夫とは何か。マーケティングの現場の裏側の一端を知ることができ、参加した生徒たちは興味深く聞いている様子でした。
また、実際のビジネスの現場では、データサイエンスの技術だけでは不十分で、ビジネスに関する知識や対人スキル(人と関わる・コミュニケートする・人を動かす・他者をリスペクトして教導する)、常に好奇心を持って自己をアップデートし続けることが大切であるというお話など、中高生の学生生活の過ごし方の点でもヒントになるようなお話をたくさんいただくことができました。
出張講義の後は、入試広報担当の方による関西大学の説明会も実施していただきました。
山脇学園ではアントレプレナーシップ教育にも力を入れています。ビジネスを通して社会に貢献したいという志を持つ生徒にとって、ビジネスデータサイエンスという学びの分野は今後ますます重要になって来ると思われます。
高大連携校の関西大学とは今後も引き続き連携していきながら、中高におけるビジネス分野の学びを広げていきます。



