国際教養大学(ICU)で特別探究プログラムに参加しました
山脇の学び
7月10日(木)、国際基督教大学(ICU)にて高校生対象特別探究プログラム「ICU Dialogue for Tomorrow on Campus」を実施していただき、中学3年生から高校2年生までの約70名の生徒が参加しました。
初めに、大学の教育についてのご説明があった後、学生の方よりこれまでのご自身の学びの歩みや、大学での学びの広がり、現在興味を持っている研究テーマについてプレゼンテーションしていただきました。文系・理系と言った枠組みに捉われず、さまざまなメジャーから主専攻・副専攻を組み合わせて1人1人の学びを実現できるリベラルアーツ・カレッジの学びのスタイルについて学ぶことができました。
その後、2つのグループに分かれて、対話(ダイアローグ)を通したグループ学習やキャンパスツアーに参加しました。
1つめのグループでは、生徒たちがICUの31あるメジャーの中からランダムに割り当てられたメジャーの専門家となって、共通のテーマについて、それぞれのメジャーの立場からグループ内、全体で発表するという活動を行いました。生徒たちは、ファシリテーターの大学生の方からサポートをしていただきながら、自分自身の知識や経験を活用しながら取り組んでいました。同じテーマでも研究の切り口によって違う見え方がするという経験を学ぶことができました。
2つめのグループでは、講義動画を視聴した後、「ポストヒューマン」というテーマで現代社会の課題やその要因について考えて発表するグループワークに取り組みました。こちらも難しいテーマでしたが、生徒たちはモデレーターの辻田麻里先生や学生の方にサポートをしていただきながら、それぞれの意見をまとめて発表しました。「全ての人が自由に生活できる共生社会の実現への道は険しいかもしれないけれど1%でもその実現に近づけるにはどうしたらよいか考えることを続けることが大切」という学生の方の言葉が印象的でした。
キャンパス内の食堂でランチを食べた後、午後は2グループでプログラムを入れ替えて参加しました。
キャンパスツアーでは、学生の方の案内で教室や図書館、チャペル(外観)などを見学しました。生徒たちは美しい芝生の緑豊かなキャンパスを巡りながら、卒業生は大学チャペルで結婚式を挙げることがあるといったお話や、オールジェンダートイレについての説明などICUならではのキャンパスの特色についての説明に耳を傾けていました。
夏休みを前に、大学の学びとキャンパスライフを体感し、生徒たちにとって大いに刺激と発見を得る1日となりました。



