山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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北里大学 海洋生命科学部 高大連携プログラムを実施しました

山脇の学び

7月9日(水)、北里大学との高大連携プログラムを実施しました。

今回は「海洋生命」をテーマに、海洋生命科学部の三宅 裕志 教授による講義と、相模原キャンパス内にあるミニ水族館「北里アクアリウムラボ」の見学を企画し、中学3年生から高校2年生まで約20名が参加しました。

三宅先生の講義では、深海の生物についてお話していただきました。他の魚には見えな赤い光のサーチライトで獲物を見つけるエソの仲間、群体を作って何十メートルもの長さになるクダクラゲ、雄が雌の身体の一部になってしまうチョウチンアンコウなど、個性的な深海の生き物たちの不思議な生態のお話に、生徒たちも大いに興味を惹かれて聴いている様子でした。

また、太陽光ではなく、二酸化炭素やメタン、硫化水素を体の中で燃やして化学エネルギーを生み出す「地球を食べる生物」のお話もしてくださいました。これらの生き物がなぜ遠く離れたところに分布を広げるのかという問題について、遠くの熱水を「音」で感じ取っているのではないかといった説や、鯨の遺骸を飛び石(ステッピングストーン)にしているのではないかという説などを紹介していただき、生き物の生態の謎を探る研究の面白さに触れることができました。

アクアリウムラボ見学には学生の方も来てくださり、展示されている海の生き物について紹介してくださいました。プログラム終了後も残って見学を続ける生徒も多かったです。

今回の企画をきっかけに海洋生命に興味を持ち、大学で研究をしたいと志す生徒が出て来たら嬉しいです。