学びのねらい

近年私たちは新型ウィルス、地球温暖化、干ばつ、ゲリラ豪雨、巨大地震など経験したことのない自然の猛威にさらされてきました。その度に私たちは自然の現象について新たに得た情報をもとに課題を考察し、解決をめざしました。理科では、主体的かつ対話的で深い学びを通して、これからの時代に求められる未知の状況にも対応できる科学的思考カ・判断カ・表現力(解答力)の育成を行います。

中学での授業

中1では第2分野(生物・地学)を、中2では第1分野(物理・化学)を、中3では両分野をバランスよく学習しています。先取り教育ではなく、中学3年間で教科書レベルの基礎学力をしっかり身につけることに重点をおき、高校での深い学びにつなげています。
通常授業では、小学校で学んだ知識をさらに深く学ぶことになります。教科書で扱っている題材を用い、日常生活でどのように応用されているのかグループワークを通して持っている知識をつなげ理解を深めていきます。

サイエンスアイランド(SI)にある実験室

SIには「物理実験室」「化学実験室A」「化学実験室B」「生物地学実験室」「顕微鏡室」「プレゼンテーションルーム」などがあり、授業で使用しています。本物に触れる機会を持つこと、また、見通しをもって観察・実験し結果から考察する力を育成することを目的として、たくさんの観察・実験を行っています。

高校での授業

高1では、中学からの学習のつながりを考えて、物理基礎・化学基礎・生物基礎を全員必修としています。1年かけて、現代の社会を支えている科学の役割を理解し、必要な情報を抽出して数的処理をする力と、課題を自ら発見し解決する力を養成していきます。
高2・高3の理系コースでは、進路に応じた多様な選択科目を用意しています。受験科目の教科書段階の学習は高3の1学期までにすべて終了し、その後は入試問題の演習を行っていきます。得た知識をつなげ、活用し、実験やグループワークを通して前述した力を伸ばしていきます。このように主体的かつ能動的に学んでいく体制を整え、論理的思考力だけでなく、表現力の養成も行っています。入試問題演習では、真の理解につながるよう に、互いに教え合う時間も設けています。
文系コースの国公立大学受験の生徒に対しても、生物基礎演習・化学基礎演習の授業を実施して、あらゆる受験型の生徒にとって、万全な受験に向けた指導体制を整えています。