第59回 生徒理科研究発表会へ参加しました
サイエンス
2月16日(日)、本校SI部の生徒3名が、明星中学校・高等学校で開催された、「第59回生徒理科研究発表会」に参加し、発表を行いました。
この大会は、都内の私立中学・高等学校の生徒が集い、物理・化学・生物・地学の様々なテーマについての研究内容をパワーポイントで発表する大会です。今回は41チームの発表があり、本校からは、科学研究チャレンジプログラムで2年にわたって継続研究を行なった高校1年生のロボット研究チームが参加し、「飛行ロボットの制作」というテーマで発表を行いました。
以下、参加生徒による報告と感想です。
~報告~
2月16日(日)に外部発表を行いました。 今まで研究してきた内容を他校の人に伝え、また他の方々の研究内容や課題などを聞き、自分とはまた違う考え方を知ることができました。
私たちは、飛行機型ロボットの研究発表を行いました。私たちが目指すロボットは、初速度をもった状態から方向転換をするロボットです。
一般的な飛行ロボットは、初速度ゼロの状態からプロペラを回し、機体を浮かせます。このふたつに違いはあまりないように見えて、とても重要な問題に関係してきます。
初速度をもたない状態からだと、機体の軽さや強い出力、絶妙な重心の調整などかなり高度な技術が必要になってきます。しかし初めに機体を投げて初速度をもった状態にすることで、いくつかの高いハードルがなくなり、手作りで作る私たちにも制作することのできる可能性を感じ、このようなロボットを制作することにしました。
このロボットによって、人が立ち入るには困難な場所の生物の観察や撮影等を行えるようにしていきたいというのが目標です。昨年度の科学研究チャレンジプログラムで西表島に行って生物観察を行ったことがきっかけです。
制作を始めたばかりのときはロボットの知識もなく、大抵のことが分からず先生に頼りつつしか研究を進めることが出来ませんでしたが、今では改善策などを自分たちで考え、それを実行に移すということを各自で考え行動できるようになりました。
以前まではそんなこと簡単だと思っていたのですが、このような経験をしていく中で、改善策を考え、それを実行するという難しさを身に染みて体験させられました。
また、自分で考えることの重要性を言葉だけでなく、実際に経験し知ることが出来ました。 このような、普段なら言葉で教わる様なことを実際に体験することのできる場所や、人前で自分たちの研究内容を言葉にして伝える場を与えてくれたこの学校にとても感謝しています。
外部公演では、沢山失敗をして周りに迷惑をかけてしまいましたが、この経験をただ失敗してしまったと完結させるのではなく、必ず次に繋げていきたいです。
~この取り組みに関する生徒の感想(一部抜粋)~
色々なことにチャレンジ出来るようになった。また考察や提案をするようになりました。 研究を進める上で、様々な失敗をしてしまいましたが、その度にメンバーとどのようにしたらいいのかどうすれば上手くいくのか、お互いの知識を出し合って考えることで研究を円滑に進めることが出来ました。