山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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向後元彦・紀代美ご夫妻のSSH特別講義に参加して

サイエンス

1月19日(日) 都立立川高校にて、「熱帯の過去未来・生態・文化」-好奇心は時空を超える!幸せな人生の歩き方?-と題して、向後ご夫妻の特別講義がありました。
講演内容は以下の通りです。
近年、マングローブ林のCO2固定量はずば抜けて大きいことが分かってきた。今回はそのマングローブ林の再生を長年にわたり活動してきた向後ご夫妻を招き、この取り組みの過程が生み出す、様々な分野(環境学、考古学、地質学、人文地理学)への派生について講演していただく。好奇心が拓く人生の楽しみ方を学ぶ。

向後元彦氏 日本では見られないコヒルギを手に

スソビキアゲハ(ミャンマーにて)

世界一ノッポのマングローブ種Rhyzophora harrisonii 支柱根の前で(エクアドルにて)

冒険家である元彦氏と研究者である紀代美氏が入り口は異なるものの、それぞれの仕事を持ちながらも、共にマングローブ林の再生にかかわる活動をしてこられた過程を、写真とお持ちくださった様々な実物を使ってお話くださいました。
世界中をめぐった日々を辿るお話は、まさに私たちも共に冒険をしているような時間となりました。

向後紀代美氏 今日の新聞から

タクラマカン砂漠の砂

偏光拡大鏡で観ると

顕微鏡写真

講演後は、都立立川高校、科学技術高校、大泉高校の生徒のみなさんに交じって、山脇学園の生徒も、ご夫妻の持参された世界各地の貴重な実物を見ながら和やかな懇談の時間を共有しました。