ISPの活動<東京大学総合図書館訪問と近隣散策>
サイエンス
『琉球大学渡辺先生と行く、東京大学総合図書館訪問と近隣散策』
コロナ禍で中断していた東大図書館見学ツアーですが、琉球大学渡辺信先生のご厚意で、12月24日久しぶりに行ってきました。
湯島駅で集合し、不忍池に寄りました。ここから、東大がここに建設されていたかもしれないお話。なぜ恩賜公園にすることになったのか、などいきなり盛りだくさんのお話から始まりました。
次は重要文化財の旧岩崎邸庭園へ。
明治29年に作られた、現在は重要文化財となっている旧岩崎邸庭園は、タイミングよくガイドツアーに参加し、ただ見るだけではわからない当時の流行や生活環境を知ることができました。様々な人の手により、当時のままに残されたデザインのインテリアはルネサンス様式やイスラム風のモチーフアメリカ風なイメージも取り入れられており、異文化が集まっているにもかかわらず統一感のある建築で、とても興味深く見学しました。
湯島天神でお参りをし、東大へ向かいました。
鉄門と言われる、医学部から入りました。
赤門が閉まっていたのでその前で写真を撮りました。
総合図書館は書物が並んだような外観になっています。歴史ある建物ですが、中は改修され時代に合わせた設備に整えられています。勉強されている学生も多くいました。
安田講堂では火炎瓶の跡が残っていたり、削られた後もあり当時の歴史を感じました。
構内は自然も多く、「心」の形になっている三四郎池を一周しました。
本郷キャンパス(旧加賀藩前田邸)にいくと初めに寄った旧岩崎邸庭園を設計した東大工学部建築学科初代教師ジョサイアコンドル氏の銅像がありました。ドーバー海峡と言われる橋を渡り、弥生キャンパス(旧徳川光圀邸)へ行きました。
農学部の校舎内を見せていただきました。外観は古いのに中は改装されていて研究室がたくさんありました。
ハチ公の上野教授の像を見て、今日の振り返りをし、農学部門を出ました。
〔参加生徒より〕
旧岩崎庭園では明治時代の建築様式について、なぜそのような造りになっているのかということまで詳しく理解し、新しい知識をたくさん増やすことができて面白かったです。
東大では、とても広くて立派な図書館に圧倒され、学部ごとに特徴があるキャンパス内を先生の説明を聞きながら見学して、大学内にある建造物の歴史や成り立ちを学ぶことができました。
自分ではなかなか行かないような歴史がたくさん詰まった場所を巡り、今に通じていることを発見する一方で昔と今のギャップを知ることができてとても充実した1日になりました!
渡辺信先生、貴重な体験をありがとうございました。