東京大学総合図書館見学に行きました
サイエンス
12月26日「科学研究チャレンジプログラム生物グループ」と「SIクラブ生物班」の有志が、東京大学見学に行きました。
今回で3回目になるこの企画は、日頃サイエンスアイランドの活動をご指導くださっている琉球大学の渡辺信先生のご厚意により実施することとなりました。参加生徒達は、それぞれに研究活動を行っていますので、先行研究について調べたり、資料を探すことの重要性を教えられています。今回は、大学にはたくさんの資料があり、それを利用することができることを知る貴重な機会となりました。
まずは、本郷三丁目を出発して、本郷界隈を探索しながら東大を目指します。
渡辺先生の説明を伺いながら散策開始です。大楠とボルネオのマングローブの高さを比較したり、界隈の多くの著名な文豪の旧居跡を紹介して頂いたり、風情のある街並みを当時を偲びながら歩きました。
東京大学に到着し、いよいよ見学開始です。
今回は、本校の先生と同窓の石川さんのご厚意により、東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 遠藤一佳先生の講義を聴講し、研究室見学をさせて頂くことができました。遠藤先生は、「化石とDNAで貝殻形成の謎を解く」研究についいてお話くださいました。
熱心に話を伺い、その中から生徒達は自身の研究活動に何らかのヒントを得たようです。
その後研究室見学です。各所で学生さんたちが親切に説明して下さいました。
次は総合図書館見学です。
内部は撮影禁止でご紹介できないのが残念ですが、立派な階段を上り、静かに書架の間を抜け、閲覧室では自分の勉強に専念する学生さんたちの様子を垣間見、その素晴らしい環境に圧倒されました。
次は、総合研究博物館です。今回はバックヤードもご案内して頂けることになりました。
まずは電子顕微鏡室です。イセエビの幼生の外骨格を資料に、倍率を上げるに従い観えなかった物が観えていく様子に驚きの声があがりました。その後総合博物館内を自由見学しました。様々な分野における貴重な資料がありそれぞれに興味のあるものを見入っていると、今度は放射性炭素年代測定室を案内下さり、その仕組みを知ることができました。博物館のバックヤードを見学させて頂き、表の展示物だけでなく奥では多くの方々が様々な方法で研究を重ねておられることを知ることができました。
最後に三四郎池を散策し、赤門を後にしました。
赤門は、旧加賀屋敷御守殿門で、東大本郷キャンパスの通用門として親しまれています。本校にある「武家屋敷門」も国の重要文化財で、上野の「黒門」、東大の「赤門」と並び、日本の三大門といわれています。
よく歩き、様々なものを目にし、感じ、考え、吸収することができた一日となりました。
親切に分かりやすくご説明、ご案内下さいました先生方、学生の皆様ありがとうございました。