山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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中学2年生 芸術鑑賞会でミュージカルシアターラーニングを行いました

学園便り

中学2年生は12月6日(木)に芸術鑑賞会としてミュージカルシアターラーニングを行いました。ミュージカルを通して、頭で考えるのではなく、心で感じることで多くのことを学ぶことができます。また、参加型ミュージカルのため、生徒たちの表現力を伸ばすことができます。

体育館に作られた会場に入ると、すでにそこにはパントマイムをする俳優の方が。生徒たちもワクワクしています。

生徒も一緒に舞台に上がります。最初は緊張していた生徒たちですが、すぐに笑顔がこぼれました。

今回の演目は「星の王子様」を原作としてつくられたミュージカル「Little Price」です。「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目に見えないんだ。」という台詞が作品の中に出てきます。ミュージカルの中に自分たちが入り、自分たちにとって大切なものは何かを心で感じることができました。

<生徒の感想より>
今回のミュージカルシアターラーニングを通して、心に響いた言葉が2つあります。1つは、まだ私たちが緊張気味な中で音楽座の方が何気なく言った「怖いかもしれないけど、そのはじめの一歩は自分の自信になるから」と言う言葉でした。確かに何事も最初の一歩を踏み出すのは怖いかもしれないけど、自分の自信にもなるし、もしかしたら誰かのはじめの一歩を後押しできるかもしれないと思いました。

2つ目は、星の王子様を題材にした「Little Prince」の劇中、王子と出会ったキツネの一言で「過ごした時間一瞬でも、思い出だけは確かに君の中に残る。」というものです。私も今まで、小学校卒業や中学校入学などたくさんの出会いや別れを繰り返しましたが、その思い出をもっと大切にしなければいけないんだと感じさせられました。この経験を活かして、何事にもチャレンジ精神をもって第一歩を怖がらずに、でも、出会いや別れを大切に生活しようと思いました。一見、正反対の考えかもしれませんが、どちらも1つ1つのことをしっかりと見据えることだと思うので、日常生活にも応用できるのではないかと思いました。

私は今回のミュージカルシアターラーニングを通して、様々なことを学ぶことができたと思います。例えば、演じることの難しさや大変さのほかに、今後の生活で大切にしていきたいことを見つけられました。“演技の大変さ”は私自身がミュージカルに参加させてもらうことができ、舞台に乗っただけで緊張してとても恥ずかしくなったことで実感しました。劇団員の方々はいつも、もっと大きな舞台で演劇を成功させるためにたくさん練習を重ねているんだと思うと、本当に素晴らしいなと感激しました。また、色々なお話を聞くことで、自分も志をもって生活していきたいと考えるようになりました。これからは体験したことや発見を活かし、たくさんのことに挑戦しようと思える本当に貴重な時間でした。

私は今回のシアターラーニングの研修を通して、表現の大切さについて学びました。人の表現方法は様々ですが、動きや顔で気持ちは伝わるということを身に染みて感じました。ミュージカルには歌も含まれていましたが、歌は聞いているだけでも意味を理解できる素晴らしい表現方法だと思いました。今回は参加型ということでミュージカルを見ながら、隣に座っていた友達やクラスのみんなと交流することができました。また、生徒がミュージカルの一部に加わるなどして、笑顔と笑い声のあふれる時間だったと思います。