SI便り 「科学研究チャレンジ 土壌チームの調査活動報告」
サイエンス
5月21日、科学研究チャレンジプログラムの土壌チーム(中3生4名と今年度も継続して研究を行う高1生2名)は、国立科学博物館付属自然教育園にて土壌調査を行ってきました。当日は、天気も良く絶好のフィールドワーク日和でした。
サイエンスアイランドの立ち上げのときからご指導いただいている首都大学東京の渡邊眞紀子先生と、研究員の大里先生と共に、都会とは思えない手つかずの園内の自然環境で調査活動の始まりです。この調査活動は、事前に渡邊先生が調査研究申請をして下さり実現しました。
コナラ林の中で、渡邊先生が開発されたCCDカメラを使って土壌生物と生息環境を観察しました。パソコンを覗いていると時々土壌生物が横切り、「いたいた!」と生徒の声が上がります。
次は、マツ林区の調査です。続いてシイ林区へと調査を続けました。それぞれ全く異なる景観です。
CCDカメラで撮影した土壌生物とその環境の映像は、持ち帰り画像解析を行います。
本州中部の温帯に位置する林の植生は、ついこの間行った西表島での調査活動で見た亜熱帯のジャングルの植生と大きく異なり、その意味でも面白い体験ができた一日となりました。

*本研究は、JST中高生の科学研究実践活動推進プログラムの支援を受けて進めています。