山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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オーストラリア・ターム留学研修報告

学園便り

本校では、グローバル社会において高いコミュニケーション力をもち、生き生きと活躍する女性を育てることを教育理念として掲げています。その育成の一環として今年度よりターム留学を開始致しました。
オーストラリア・メルボルンの名門女子校(Presentation College Windsor)にて1学期間(約10週間)をホームステイしながら現地校生として学校に通い、自立心の養成、問題解決能力の育成や英語力の向上などを目的とした留学プログラムです。
今回、7月~9月に高1~高2生の計5名が参加致しました。

PCW(Presentation College Windsor)にて

いつも挨拶を交わし合った、明るくフレンドリーな友達。

常に話しかけてくれ、時には友達のようでもあった先生方。

温かくサポートしてくれたホストファミリー。

<参加生徒の感想より>

参加メンバーで

〇この参加を決めるにあたって、異文化の中での生活への興味とは裏腹に、2か月半自分たちだけで今までとはかけ離れた新しい環境で、困難を乗り越え、成長していかなければならないこと、自らの英語力で現地で生活することへの不安がありました。しかし悩んでいた時、今までの自分がせっかくいただいた機会を、あと少しの勇気と自信がなくて逃してきたということを思い出しました。このターム留学に挑戦することで、自分が変われるかも知れないと思い、一歩を踏み出しました。

〇この留学体験は、私の人生の中で一番最高な経験でした。日本という狭い視野ではなく、もっと広い視野で周りを見れるようになり、何倍も成長した自分に出会いました。素晴らしい出会い、日本では決してできない経験をしました。
〇PCWで受けた授業によって、私はとても成長したと思います。初めて受けるすべて英語の海外の授業。とても新鮮で、毎日授業を受けること、勉強することが楽しくて仕方なかったです。今まで自分が考えていた「勉強をする意味」をとらえ直し、また将来の目標を持つこともできました。
〇授業で苦労したのはグループワークです。4人程度で行うのですが、新しい商品のビジネスプランを考えて、パワーポイントで発表を行うというものでした。私のグループには現地の子しかいませんでしたので、もちろんすべて英語での話し合いで、必ず自分の意見を聴かれました。意見を求められ何も答えられずに泣きそうになったことも何度かありましたが、自分の出した意見が採用されたときはとても嬉しかったです。発表のときは何度もグループの友達に聞いて、間違った英語を直してもらい助けてもらいながら、自分の部分を完成させました。成功した時は達成感とやりきった感がすごかったです。
〇現地の生徒たちはとてもフレンドリーでした。すぐに名前を覚えてくれて、グループで活動するときは、メンバーが分かりやすく説明してくれました。特に仲良くなったのは3人の中国人の友達でした。趣味以外にも、お互いの文化やオーストラリアのことについて話しましたし、休日には観光名所やショッピングに付き合ってくれました。私たちは冗談も英語で言い合い、いつも笑っていました。
〇ホストファミリーは皆とても優しく、休日にはビーチやショッピングやハイキングに連れて行ってくれたりした。大家族の一員として過ごし、賑やかで楽しいと思う反面、一人っ子で自己中心的に育った私は、家族の中で必ずしも自分の意見が通るわけではないと痛感することも多々あった。それでも協力して家事を終わらせた後に、家族全員で映画を見たりゲームで遊んだりするのはとても楽しかった。
〇最初の1週間は、とても日本が恋しかったです。10週間はまるで永遠のように感じ、涙が出そうになったこともありました。しかしそれも2週間もするとおさまりました。その理由は、周りの人の優しさや、授業の楽しさにふれることができたからだと思います。
〇この体験で得た最も大切なことは、言葉にできるような簡単なことではないし、英語力が伸びたということでもありません。自分たちだけで、異なる環境を生き抜いて、様々な困難も越え、かけがえのない時間を送れたこと。これだけでも自分ではとても大きな成果だと思っています。家族からも成長したね、と言われました。オーストラリアの余韻にひたるのではなく、すべてをオーストラリアに染めるのでもない、お互いの良さを融合した環境づくりに貢献したい、私はこのような意志を胸に、小さくて大きな一歩を踏み出しました。これからも様々な壁にぶつかり、悩み苦しむことがあると思いますが、しっかり前を向いて精進していきたいと思います。