山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

POLARIS

中3 科学研究チャレンジプログラム 「西表野生生物調査隊」報告④

サイエンス

―全員が白浜に集合しました―
四日目

午後になり、船浦班が「海人の家」に到着しました。早速、各班が調査活動で写真に収めた生物の映像をつかって、チームごとにプレゼンテーションを行いました。互いに違った環境で発見した生物を見つけたときの様子を伝えあい情報の共有です。
その後、隣の「白浜小学校」を訪問し交流会を持ちました。山脇学園の44名の生徒たちは「校歌」の他2曲を気持ちを込めて合唱しました。15名の小学生の皆さんは、とても元気に太鼓をたたき「エイサー」を披露してくださいました。校歌も旗を振りながら歌い、そこに居合わせた全員に元気が伝わってきます。予定にはありませんでしたが、その後校庭で鬼ごっこをしたり、鉄棒をしたり中学生も小学生に戻ったように無邪気に走り回っていました。

今日はこれから、白浜青年団の方々をお迎えして、交流会です。
みなさんに教えていただきながら手伝います。小さな子供たちもいますので、遊び相手をしている人もいます。琉球大学でお世話にになった渡辺先生のご家族も参加され、楽しいひと時を過ごしました。地域の方々に支えられての調査隊。次年度もどうぞよろしくお願い致します。

五日目
 空は晴れて絶好のシュノーケリング日和です。
舟浮港へフェリーで渡り、西表島で初めて「イリオモテヤマネコ」が発見された舟浮集落を調査活動しながら通り、イダの浜まで抜けます。目の前に眩しい世界が開けました。イダの浜です。
 泳力調査で4チームに分かれ、シュノーケリングの講習です。自然体験支援センターのスタッフのみなさんが教えて下さり、西表島最大のサンゴ礁群とそこに生息する生物の観察が始まりました。昼は、スタッフのみなさんが作ってくださったスパゲッティーで力を付けます。フルーツポンチも大人気でした。海を眺めながら何回もおかわりしました。チームごとバディーを組みながら、サンゴ礁を観察しながら魚のように泳ぎます。イソギンチャクとカクレクマノミ発見場所には、2チームが集まり満員電車のようです。
 西表島の海に身をゆだね、堪能し、素晴らしい1日が終わりました。

今回の調査隊は、2チームに分かれての調査活動を行ったり、台風が通過するなど、過去2回とは異なる経験をしました。台風によって実施できなかった活動もありましたが、私たちは自然の前では謙虚であるべきであることを教えられました。この「西表野生生物調査隊」は、たくさんの方々が支えてくださり安全に充実した活動ができます。生徒のみなさんをご指導くださった東海大学の河野裕美先生、琉球大学の渡辺信先生、いつも笑顔で迎えてくださる白浜地域の皆様、野外活動のご指導と美味しい食事で支えて下さる自然体験支援センターの皆様、そして保護者のみなさま。ありがとうございました。