山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

山脇の“いま”を伝える学園ブログ

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2025年度 体育祭を行いました ~その3~

学園便り

毎年、体育祭の最後を飾るのは、高3生によるダンス「ペルシャの市場にて~プロムナード」です。

高3生の保護者の方や在校生・教職員が見守る中、スタート前の緊張感が静かに校庭中に広がっていきます。

体育委員が校庭の中心に集まり、全員で肩を組んでの最後の気合入れ。

いよいよ本番がスタートしました。全員の気持ちが指先、足先まで込められているのが伝わってきます。

今年の人文字は「煌」~きらめき~

星の瞬きのように強弱のある美しい光を表すこの文字に、高3生の思いが込められています。

「ペルシャの市場にて」に続いて「プロムナード」。

山脇学園の校章はハートに富士。まるい優しい心の中に、凛とした富士の姿を描いています。

校章を描いて居る間に放送で読み上げられた高校3年生の想いをご紹介します。

 

令和7年10月12日

伝統を引き継ぐ立場となり、6年間の思い出を胸にペルシャの市場を踊り終えました。

新型コロナウィルスで生活が一変した時に入学した私たち。マスク生活を余儀なくされ、行事も例年とは異なる形態。入学前に想像していたものとはかけ離れた、どこか寂しい学校生活を送っていました。しかしコロナウィルスの落ち着きとともに、私たちは本来過ごしたかった青春を、全力で追いかけ、今では山脇での全ての経験が私たちを支えています。

私たちは、6年間のたくさんの出会いにより、自分を大きく成長させることができました。どんな時も一番近くで私たちの日々を支え見守ってくれた家族、私たちの成長を願い時に厳しくも温かく指導してくださった先生方、学校生活を安全に心地よく過ごせるように支えてくださった事務局の方々、私たちの背中を見てついてきてくれた後輩たち。みなさん本当にありがとうございました。

私たちが描いた「煌」めきが表す光は、星のように強弱がある輝きです。私たちがこの先歩んでいく人生には、様々な苦難や試練がありますが、決して心の輝きを失わない人生を送りたいと願いを込めました。

山脇に入学したからこそ出会えた友は、ここまで一緒に歩んできたかけがえのない存在です。共に笑い、楽しみ、時に泣いた友との絆は、簡単にはほどけないと信じています。私たちは残り5カ月で山脇を巣立ち、それぞれの道に進みます。山脇で得た経験や学び、友人を支えとし、煌めいた人生を歩んでいきます。

 

 

最後まで100%の力を出し切り、想いのこもった表現ができた高3生の姿は、清々しく凛としていました。

胸を張って退場して行く姿に、観覧者全員から惜しみない拍手が贈られました。

その4では、体育祭を裏で支えてくれた係や実行委員の生徒の様子をご紹介します。