【IEP国際教養コース】アメリカ研修:Tech Cityシアトルについて探究しました
グローバル
英語を本気で学びたい、と決めた国際教養コースの生徒のために用意されたアメリカ研修。希望した高校1年生の23名が7月13日から6泊7日、シアトルを訪れました。将来、社会で活躍する時には、日本でも海外でも、高い確率で外国人と共に仕事をすることになります。大切なのは、国籍や性別、人種にとらわれず、どんな人とでもコミュニケーションを取ろうとする「グローバルマインド」。生徒はジャーナリストになってTech Cityとして知られるシアトルについて探究しました。


3つのグループに分かれて、ワシントン大学の学生と自己紹介を含めた交流からスタートし、それぞれのグループが選んだ研究テーマについて話し合い、考察を深めました。ワシントン大学内の寮に滞在し、キャンパスツアー、マイクロソフト本社やAmazon本社、スターバックスの発祥地であるパイクプレイスマーケットに足を運び、現地の方へのインタビューを行いました。もちろん、すべて英語です。生徒は「アカデミックな英語も日常英語もたくさん話すことができた。インタビューするときに緊張したが、積極性を伸ばすことができた。」と語っていました。インタビューを断られることもありましたが、「Strong Heartが大事」と振り返り、「インタビューで断られても行く、という心構えができた。」とコメントしていて、現地での成長ぶりに驚きました。収集した録音データを持ち帰って文字起こしし、文献等を参照しながら更に詳しく考察を加えて、対外的に発信できるようにまとめました。




また、ワシントン大学の教授による模擬授業にも参加した生徒は「語彙が難しく、話すスピードも速い。実際の授業を受けるためにはさらに英語力が必要と分かりました。」と語っていました。「大学の授業は自分の興味や関心のある分野でないと、なかなかついていけないと思った。」現実を突きつけられたようです。Mixed Race Mediaと呼ばれる、複数の人種的背景を持つ人々をテーマにしたメディアコンテンツや、それらを扱うメディアに関する授業内容に「ちょうど日本で人種に関しての授業をやったばかりで、学んだことがつながっていた。」と山脇の学びの価値に気づく機会もありました
相手を理解し、ときにはチームとなって行動していく姿勢を育むことのできたアメリカ研修。非常にレベルの高いプログラムでしたが、各々が新たな発見と学びを得たと感じています。最後は、「頑張りました」賞の授与式が、キャンパス内にある噴水前で行われました。お世話になった現地のスタッフや大学生との別れに涙しながらアメリカを離れ帰国した生徒たち。保護者をお招きし、現地での活動やインタビューを通して完成させたレポートを9月に発表する予定です。

