山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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高校1年 昭和女子大学高大連携プログラム 「能に描かれた巴 ―『平家物語』から能へ—」を実施

学園便り

昭和女子大学との高大連携プログラム
高校1年生対象講演会「能に描かれた巴 ―『平家物語』から能へ—」を実施しました

1月24日(金)に本校講堂で、昭和女子大学の山本晶子先生をお招きして、高校1年生対象の講演会を実施しました。

山本先生は、昭和女子大学人間文化学部日本語日本文学専攻の教授として、狂言を中心とした中世芸能の研究をご専門としています。

高校1年では今年度、国語の授業と連携して「伝統文化探究プログラム」を実施しています。11月の授業で「平家物語(木曾の最期)」を読み、冬休みには平家物語の登場人物1人を自分で選んで人物紹介スライドを作成し、1月の授業で発表する取り組みを行いました。3月には「木曾の最期」の主要登場人物を主人公にした能「巴」を鑑賞する予定です。

今回の講演会では、「平家物語」と能「巴」をつなぐお話をしていただきました。古典や能はともすると難しいと思われがちですが、山本先生は、能を楽しむポイントや「平家物語」と能「巴」における「巴」という女性の描かれ方の違いについて、たいへん分かりやすくお話ししてくださいました。講演会の終わりには活発な質疑応答も交わされました。

講演後のアンケートには、「能は受け身では理解できない、能動的エンタメです」や「能は一期一会の芸能です」という山本先生のお言葉がとても印象的だったという回答や「3月の能楽鑑賞会が楽しみになった」という言葉が多数寄せられました。

今回の講演会は、高校1年生が古典に対する視野を広げる貴重な機会になりました。