SI便り 「西表野生生物調査隊 活動報告(総集編)1」

2016年5月25日

5月8日 西表島へ出発です。

保護者の方に見送られ、まずは石垣島へ出発です。石垣島からフェリーに乗り西表島に着きました。

ここで琉球大学熱帯生物圏研究センターで調査活動を行う船浦班と、白浜の海人の家を拠点に調査活動を行う白浜班の二手に分かれます。

[船浦班の3日間の活動報告]

1日目

琉球大学の施設に到着しました。施設の使い方の説明を受け、研究棟の屋上で3日間の調査値の確認です。ドローンを飛ばして見せてくださいました。明日使うカヤックの準備をして、干潟カメラを設置、圃場にて観察、最後に蛍を見に行きました。

夕飯後、渡辺信先生とミーティングで自己紹介をしました。

2日目

お天気が良くなりそうなので、早起きして星砂海岸にご来光を見に行きました。みな、ご来光に大感動です。ここで星砂やサンゴの地層の観察を行いました。

カヤッキングで西田川探検です。カヤックに慣れると、マングローブの観察にも余裕が出てきました。カヤックをくくりつけたら、サンガラの滝まで観察をしながらトレッキングです。滝に着いたら、お昼休憩と散策です。テナガエビを捕まえたり、珍しい植物の観察をしました。滝の内側に入り、びしょびしょになって遊びました。帰りは急ぎ気味に戻ります。戻ると、往きには潮に満ちていた場所も干潟になっていました。カヤックを片付け夕飯後、夜のお散歩です。赤外線カメラを設置し、昨日設置した干潟カメラを回収、大見謝に日の入りを見に行きました。船浦湾で夜光虫を観察し、星空観察では流れ星も見ることができました。締めは、肝試しで、長い充実した1日が終わりました。

3日目

少しのんびりした朝です。研究棟の見学をし、研究施設や実験の様子を見せたいただきました。その後、渡辺先生のセミナーがありました。宇宙の話から日本語の話まで興味深いお話でした。

研究棟から本日の調査地の潮位の確認をして、午後からニッパヤシ探検に行きました。マングローブの観察から始まり、ヒルギダマシ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギなどの観察、葉や花の違い、地盤高による植生の違いを確認し、泥の道を歩きます。急に足を取られるような泥を進み、天然記念物ニッパヤシの群落にたどり着きました。道無き道を進み、マングローブの植生の観察をしながら、川を歩いて、帰えりました。干潟では、今まで観られなかった生き物を観察することができました。締めは、美味しいピーチパインを食べて元気になってマルマビーチに出ました。サンゴ礁で魚の観察を行いました。

夜は、明日の報告会の準備をしました。

4日目

今日は白浜班と合流です。

渡辺先生の最後のセミナーを受け、報告会の練習です。お世話になった施設をきれいに掃除して、白浜班と合流です。