SI便り 京都大学大学院教授 北島薫先生の講演会を実施しました

2016年12月21日

 12月13日(火) 「世界で生き生きと活躍する女性を目指す山脇生へのメッセージ」と題して、北島先生の講演会を実施しました。

北島先生

 北島先生は東京大学理学部をご卒業後、イリノイ大学で植物学を専攻し、博士号を取得されました。そして長い間海外の大学や研究機関で活躍されたのち、2013年より京都大学大学院教授として、2016年からはAssociation for Tropical Biology and Conservation(ATBC)の学会長としてもご活躍中の女性研究者でいらっしゃいます。

京都大学大学院教授 北島薫先生

京都大学大学院教授 北島薫先生

 この企画は、JST(科学技術振興機構)からの支援を受けた科学研究チャレンジプログラムの取組をご指導いただいている琉球大学熱帯生物圏研究センター 准教授 渡辺 信先生のお計らいで実現しました。

琉球大学熱帯生物圏研究センター渡辺信先生

琉球大学熱帯生物圏研究センター渡辺信先生

 当日YAMAWAKI HALLには、中学3年生の現科学研究チャレンジプログラムのメンバーをはじめ、来年度チャレンジプログラムを希望の中学2年生、SIクラブ員と在校生希望者計162名が一堂に会しました。さらに渡辺信先生のご縁で交流のある都立高校の生徒のみなさん、先生方もお迎えすることができました。

④北島先生

 

 まずは熱帯で、生物多様性の面白さを探求する女性研究者の紹介を頂きました。様々なテーマで世界を探検する素晴らしい人達ばかりでした。

 

 また、ATBCという国際学会を支えてきた女性達をご紹介頂きました。近年、女性の学会長も増えてきていることを聞き、世界的に見ても女性の社会進出は進んでいることが実感できました。また北島先生の生き方はあまりのパワフルさに圧倒されてしまいました。

印象的だったゆっくり成長する植物

印象的だったゆっくり成長する植物

そして何より持続的な社会に向けてのパラダイムシフトの必要性を教えて頂きました。今後の世界はどうなっていくのか、自分たちはどうあるべきなのか考えさせられました。

北島先生

講演を聞いた後の生徒達の言葉の一部をまとめてみました。

・「何でも学んでみる」という事を教えて頂き、改めて様々な教科を学ぶ大切さに気付きました。
・「将来について焦ることはない」「ゆっくりチャンスを待つ」ということがとても大切なのだと実感しました。早く早くと結果を追い求めるのではなくのんびり、ゆっくりが必要な時もあるんだな、と思いました。
・「科学とはうそを見抜くことである」という言葉が印象的でした。当たり前のものと考えることを疑うとくことはなかなか難しいと思いますが、疑問を持って自分が納得するまで考えることの大切さを感じました。
・「人生は面白くなくてはいけない」は本当に大切だし、好きなものをひたすら追いかけるとともに、色々な知識や学問はいつ必要になるかわからないから苦手なものも楽しめるようになりたい。

さまざまな人や知識のつながりを大切にし、あわてずあせらずあきらめず真摯に研究に取り組む北島先生の人生観、世界観に感銘を受けた生徒が多くいました。

質疑応答では先生が生徒達の質問に生徒の目線で答えて下さり、次々と途切れずやりとりが続きました。北島先生生徒達にとっては、まさに「世界で生き生きと活躍する女性」でおられる北島先生に導かれ、将来に大きく希望を持った日となりました。