山脇学園×草月流×音楽座ミュージカル【アート&SDGs 体験型探究プログラム】

2019年7月30日

6月22日(土)、草月ホールにて、世界初事例!いけばな、ミュージカル、SDGsがコラボ!世界初の学びのシアターで、生徒と保護者約400名が体験型プログラムに臨みました。

始めに、シアターラーニング対談から始まりました。いけばな草月流の創始者、勅使河原蒼風先生と「ねずみ女房」の原作者ルーマー・ゴッテンさんに扮した役者さん達が時代を超えて会場にやってきて、それぞれの想いを語るところからスタートしました。

その後、音楽座ミュージカルの「グッバイマイダーリン」の抜粋編を30分くらい観劇しました。「グッバイマイダーリン」の原作は、「ねずみ女房」です。
ねずみの女房が鳥かごに閉じ込められたキジバトに出会い、キジバトから窓の外の世界があることを教えてもらう。キジバトは、与えられた食べ物も水さえも口にせず、生きる希望を失っていた。そんなキジバトをみて、ねずみの女房は、キジバトを解放してやらなくてはいけないと思い立ち、鳥かごから鳩を逃がしてあげた。そんなストーリーでした。
そして、ミュージカルの内容をもとに考える「新しい大学入試問題」通称、円盤問題に取り組みました。解答後、近くの人と個人解答をシェアし、その後、自ら名乗りをあげた5名の生徒が壇上でプレゼンテーションを行いました。

また、1問目の円盤問題のお題になった「鳥かごに花を生けるならば・・・」のところでは実際の鳥かごに草月流のいけばなをするというメイキングビデオを見ました。頭の中で考えていたものを目で見て感じられる不思議な時間でした。

その後、もう1問、円盤問題に挑戦しました。2問目では、6名の生徒がプレゼンテーションに挑戦しました。

円盤問題は3問用意されていて、残りの1枚はお土産に頂きました。内容が少々難しそうでしたが、親子で参加されている方々がほとんどでしたので、ご家庭で一緒に取り組み家族の考え方を共有する時間に活かせると思いました。

<実施した感想から>
やりたい!と少しでも思ったときは思いっきりやるべきだということを感じました。また、全てを自分事として考えることが大切だと思いました。これからは、何でも全力でやっていきたいです。

固定概念に惑わされずに自分の意見をきちんと持って主張していきたいと思います。主張するためには積極的に行動していきたいです。また、意見をはっきりいえる人になりたいと思いました。

<保護者の感想から>
多くの人が誰かの為を思い活動していることを知り強く心を打たれました。また、生徒達の明るく強いメッセージに感動しました。自身も身近なところから問題意識を持って行動していけたらと思います。

久しぶりに頭を使いました。物事に対して自分はどう考えるのか、そんな機会が日常になかったなと気づきました。今回、親子で参加できたので娘ともたわいのない事柄についても探究してみたいと思います。