国際社会で活躍する力を育成するクロスカルチャー教育

教育目標を「社会で生き生きと活躍する女性のリーダーの育成」と定めている本校は、語学力育成だけではなく、異なる文化的背景や価値観を持つさまざまな人々と、協働できる女性の育成をめざしています。多感な時期である中学校時代に、学校生活の中で、さまざまな価値観を持つ友人たちと学べる環境、多様性を前提とする学習環境の中で学ぶことこそが、海外の大学で学ぷとき、あるいは国際化の進んだ社会の中で人生を送るときの重要な体験となります。
本校では、学校生活の中で多様性を受容し、尊重する力を育むために、学園全体で「クロスカルチャー教育」に取り組みます。

国際社会での活躍に求められる力

・文化的なアイデンテイティを持ち、自立した社会人にふさわしい教養と社会知を持つこと
・自己の考えを、他者に理解できるよう論理的に説明すること
・自ら進んで他者を理解し、人格や価値観を尊重し、交流しようとする態度とコミュニケーションカを持つこと
・自らが新しい文化を創造し、国際社会に貢献しようという志を持つこと

クロスカルチャー教育

本校が考えるクロスカルチャー教育とは、異なる文化の交わりにより創造された、新しい文化や変革のエネルギーに生徒が接したとき、その感動や発見を自身の成長につなげること、と位置づけています。そのために、学習のフィールドを校外にも求め、海外での語学研修や留学、大学教員からの直接指導、修学旅行での地元との交流といったさまざまな異文化休験の場を意識的に増やし、国際社会で生きる力を育成しています。「帰国生に特別な教育を行うという理念」ではない点に、特徴があります。

異文化を体験するクロスカルチャー

本校では、帰国生と、英語に関心を持って学習し続けてきた国内生が日々異文化体験をするクロスカルチャークラスを設置しています。このクラスでは異なる生活環境で育った生徒同士が、お互いの意見や行動様式の違いを受け容れ、尊重する風土を醸成しています。
誰に対しても偏見や先入観を持たずに、「なぜ自分と意見が違うのか」「なぜ相手はそう考えるのか」を正面から考え、意見が異なる生徒との相互理解を深めるためにはどのようにコミュニケーションをとればよいかを学びます。意見が違うことを結論とするのではなく、意見の違いをスタートにして、相手を理解し、自分を理解してもらうプロセスを繰り返しながら、クラスの一員としての協働力を身につけていきます。

クロスカルチャー教育の方針とカリキュラム

クロスカルチャー教育の目標は、国際社会で活躍する力を養成することです。多様性を尊重することを大切にしながら、クラスの一員としての役割を果たし、仲間と協力して課題を成し遂げることの大切さも学びます。
クラス担任は、帰国生としての経験を持つ教員や、海外在住経験が長い教員が担当。クラス担任とは別に、日本語または英語に不安を持つ生徒をフォローする教諭も配置します。そのほか、帰国生の育児経験がある教員や専任スクールカウンセラーが、生徒のメンタル面をきめ細かくサポートします。

帰国生にのとってのクロスカルチャー教育

最初から一般入試生と同じクラスにすると、帰国生は少数の「特別な人」という目で見られがちです。海外のことに関心を持って英語を学び続けてきた生徒と同じクラスになることで、帰国生は海外経験から得た豊かな感性を積極的に発揮できるため、安心してのびのびと学校生活を送ることができます。また、日本語による教養を身につけるとともに、成人にふさわしい英語を習得。さらに、日本人特有の振る舞いやルールが存在していることに気がつき、日本での生活や仕事をするための様式を学ぶことができます。

国内生にのとってのクロスカルチャー教育

クラスにはさまざまな国で生活をしてきた帰国生がいます。国内生は、自分とは違う発想・意見があることを発見し、それらの違いを受け容れ、相互理解を深めようとする努力によって、広い視野を持つことができるようになります。また、英語が飛び交う環境のため、自然と英語を使う機会が増え、英語でのコミュニケーションが積極的にできるようになります。

教科のフォローアップ

クロスカルチャークラスの中学1年は、国・数・理・社について、学力特性に合わせた基本重視の授業を行います。放課後の理科・社会の予習講座も開設(希望制と指名制)。また、帰国生を対象とした国語の取り出し授業も行っています。

クラス編成

中学1年は、帰国生と国内の英語既習生で編成されたクロスカルチャークラスと、英語を中学から本格的に始める生徒、または英語が初級レベルの生徒で構成される英語標準クラスに分かれます。
中学2年では、クロスカルチャークラスを2クラス設置して、学力特性に細かく対応するとともに、クロスカルチャー教育を拡大しますが、クロスカルチャークラスは中学2年までの設置とします。
中学3年では、「英語チャレンジクラス」「科学研究チャレンジクラス」「スタンダードクラス」のいずれかのクラスに分かれます。「科学研究チャレンジクラス」では、多様な実験・研究活動に取り組み、高度理系専門職を志す生徒の資質を育成します。また、「英語チャレンジクラス」では、日本人とネイティブの教員が担任につき、クラス内のホームルーム活動を英語で行い、3月にイギリス語学研修を実施します。
高校は2年生から、希望進路によって文系・理系に分かれたクラス編成となリます。海外大学や国内の国際語学系大学への進学を希望する生徒にも、希望する進路に特化した英語教育や受験対策を用意しています。

国際社会で活躍するための本物の“英語力”を身につける

本校の英語教育の教育理念は「地球市民のための実用英語(PEGC-Practical English for Global Citizens)」の育成です。本校では、英語をツールとして使いこなす力を育てることを目的に、「イングリッシュアイランド」でのプロジェクト型学習(Project Based Learning/PBL)を実践。また入学時より習熟度別の授業を実施して、一人ひとりの[伸ばしたい英語力」に的確に応えるプログラムを展開しています。6年間の英語教育で、国内外の大学受験にも対応した英語力を着実に羮成します。

英語学習暦のある生徒への英語授業(2018年度実施内容)

レベルⅢ

CEFR B1レベルの洋書を使用して、読解(長文の読み方、問題の解き方など)を中心とした授業を行います。使用するテキストは大学でも用いられるレベルのテキストのため、英語力の向上だけでなく、アカデミックな知識や語彙も習得。また、授業中に読んだ英文に関連したテーマで調べ学習やプレゼンテーション、エッセイライティング、ディスカッションなどを行い、4技能の向上をめざします。

レベルⅡ

New Treasureを使い、文法・語法の確認と定着をめざします。CEFR A2レベルの洋書を補助教材として使用し、4技能の向上をめざします。中学2年修了時に、英検2級以上の取得を目標とします。

レベルⅠ

New Treasureを使い、文法・語法の確認と定着をめざします。CEFR A1レベルの洋書を補助教材として使用し、4技能の向上をめざします。3級レベルの生徒は中学2年修了時に準2級以上、4級レベルの生徒は中学3年修了時に準2級以上の取得を目標とします。

プロジェクト型学習で(Project Based Learning)
で英語運用力を高める
イングリッシュアイランド(EI)

イングリッシュアイランド(El)は、ネイティブの教員が常駐し、オールイングリッシュで活動する英語コミュニケーション施設。ここでは、英語をツールとして活動することを通して、「英語の運用カを高める」教育を行っています。
Elでの実践的な授業や昼休み・放課後のネイティプとの交流、イベントにより、生徒の持つ英語力を保持し、さらなるコミュニケーション能力の伸長を図っています。