学びのねらい

地球温暖化、干ばつ、ゲリラ豪雨、巨大地震など、21世紀に入り、私たち人類はかつてない自然の猛威にさらされています。自分の身を守って生きていくためには、文系・理系を問わず、身の回りの現象を理解すること、そして科学的思考力により予測を立てることが必要になります。理科では現象を理解するための土台を築き、科学的思考力を育てていきます。そのため「サイエンスアイランドでの教育」と「学力の養成」とを二本柱とし、改革が進んでいる大学入試に求められる力を意識し、思考力・表現力(解答力)の養成に重点をおいていきます。

中学での授業

中1では第2分野(生物・地学)を、中2では第1分野(物理・化学)を、中3では両分野をバランスよく行っています。先取り教育ではなく、中学3年間で教科書レベルの基礎学力をしっかり身につけることに重点をおいています。
通常授業では、デジタル教科書や動画をそのまま利用するだけでなく実物の花や虫や岩石などを書画カメラで映し、実験操作を映写して授業を行うこともあります。また、教科書の各章のテーマの理解に欠かせない実験は、仮説・実験・考察というプロセスを経て実験レポートを作成し、科学的思考力や表現力を養成しています。

サイエンスアイランド(SI)で行う教育プログラム

SIでは科学への興味関心や科学的思考力を養成することを目的とした2つの教育プログラムを用意しています。その1つが、中1と中2で実施している週1時間の「サイエンティストの時間」における実験・考察の授業です。このプログラムは「科学する心」と「研究・実験の技術」を身につけることを目的としています。もう1つは、中3で実施している「科学研究チャレンジプログラム」です。このプログラムでは、放課後や昼休みを使って、SIの継続研究室で本格的な研究的活動を1年間にわたって行い、3月に研究報告会を行います。

高校での授業

高1では、中学からの学習のつながりを考えて物理基礎と生物基礎を全員必修としています。そして、高2で文系・理系とコースが分かれた後も、化学基礎を全員必修として学ぶことで、現代の生活を支えている科学を理解し、科学的かつ総合的な見方や考え方を養成していきます。
理系では、進路に応じた多様な選択科目を用意しています。受験科目の教科書段階の学習は高3の1学期までにすべて終了し、その後は入試問題の演習を行っていきます。
理系の授業は教科書内容を知識として理解した後、問題の設問要求に従って論理的に問題を分析する力をつける授業となります。主体的かつ能動的に学んでいく体制を整え、論理的思考力だけでなく、表現力の養成も行っています。入試問題演習では、真の理解につながるように、互いに教え合う時間も設けています。
文系の国公立大学受験の生徒に対しても、生物基礎演習・化学基礎演習の授業を実施して、文理を問わずあらゆる受験型の生徒にとって、万全な受験に向けた指導体制を整えています。