中学1年 校長先生による道徳授業
山脇の学び
4月16日(水)・18日(金)に、中学1年生を対象に校長先生による道徳の授業が行われました。4月に入学したばかりの生徒たちにとって、これからの学校生活や人生において大切にしてほしい心のあり方について、校長先生から温かく力強いメッセージが届けられました。


授業では、「道徳を通して自分と他者の幸せを創り出す力を身につけること」、そして「その力を社会の幸せにつなげていくこと」の大切さが語られました。生徒たちは真剣な表情で耳を傾け、自らの生活を見つめ直す機会となったようです。
「道徳」の活用法として紹介された6つのポイント
- 引っかかった言葉を書き留めておく
- 自分の考えを書き留めておく
- 立場を変えて考える
- 人の意見を聴く
- 日常生活で使う
- 悩んだ時こそやってみる
道徳は、教室だけで完結するものではなく、日々の生活の中で実践し、深めていくものだというメッセージが込められていました。
また、幸せな人生を送るための「3つの心得」も紹介されました。
- 挨拶
挨拶はコミュニケーションの扉を開く第一歩です。目を合わせて礼をし、笑顔と言葉で気持ちを伝えることの大切さを学びました。
- 目と心で聴く
相手の目を見て、心で受け取り、しっかり反応する。互いを尊重し合うことで、Win-Winの関係を築いていきます。
- ごきげんを創り出す
まずは自分自身がごきげんでいること。そして、その良い空気を周囲に広げていくこと。
これらの心得は「習慣」へ、そして「人格」へとつながっていきます。
さらに、礼節の大切さや、行動に表すことの意味も伝えられました。「なるはや行動」(=なるべく早く行動すること)を勧め、「慌てない・待たせない・追われない」生活習慣の重要性が説かれました。時間や約束を守ることが、自分自身だけでなく、他者の信頼にもつながっていくという教えです。
授業の最後には、本校初代校長である山脇房子先生のご著書『尊き花 尊き実』からの一節も紹介されました。
特に「誰もが努力次第でなれる“徳の高い人”を目指すこと」の大切さが語られ、学業や進路だけでなく、人としてどう成長していくかという本質的な問いが生徒たちに投げかけられました。
校長先生の授業を通して、生徒たちはこれからの学校生活における「心の土台」を築き始めています。今後も、生徒一人ひとりの「人としての成長」を大切にした教育を、学校全体で取り組んでまいります。